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第4話

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2021/08/11 13:00
とりあえず今日は何事もなく、ご飯を食べるだけで帰ってきた。次はいつ会えるだろう、と考えてしまう。














後日、今日は早く仕事が終わって帰ろうと思いスマホの通知を見ると






高橋でやんす
あなたさん!お疲れ様です!今日の夜空いてますか?
あ、恭平くんからだ。
はしもと
空いてるよ!どしたの?
今日はこの後何もないし、返信すると
高橋でやんす
ここ来てください!飲みましょ!
地図と共にそんなメッセージが送られてきた。
仕事終わりだからスーツだけど、もういいや。
少し浮かれながら帰る用意をして、その場所へ向かった。









到着すると、もう既に恭平くんは着いていて、



『あ、あなたさん!!こっちです!』


大声で呼ばれた。


「お待たせ!今日は、2人だけなの?」

『そうっすよ!ちょっとあなたさんに会いたくなったっていうか。笑』

『とりあえず飲みましょ!!』

「そうだね!」



『「乾杯!」』




実は今日久々の早上がりで毎日残業ばっかだったし、酒もグイグイ言っちゃっていつの間にか酔っていた。




「はーほんとに仕事ばっかして、私いつになったら恋愛できるんだろう。もう無理なのかなあ」

『あなたさんなら絶対しますよー。なんなら俺もいますしね。』

「ありがとう恭平くん。恭平くんだけやわ、好きって言ってくれるの」

『俺実際に好きなんてあんま言ってないっすよ?笑
でも気持ちは届いてるんか〜嬉しいな』

「あ、もうちょっとで0時すぎるしかえろ〜」

『そうですね、お金俺が出しときますね』

「いや、年下に払わせるわけにはいかないよ!!私が払うから!」

『分かりました、ごちそうさまです。笑』

「あーい」

『あなたさん家まで送っていきますね』

「うーん、ありがとぉ」

『あなたさん、酔うとふにゃふにゃですね笑笑』

「んぇ、なにがぁ?」

『なんでもないっすよ笑今日はいっぱい寝てまた明日からも頑張ってくださいね!』

「ありがとう恭平くん。好きやわ〜」

『いえいえ笑俺はめちゃめちゃ好きですよ〜』





それ以降、もう記憶はなく、寝てしまっていて家に着くと、お風呂にはいってベッドに倒れ込んでそのまま眠りについた。





















朝、準備してる時に恭平くんから電話がかかってきた。


『もしもーし』

「もしもし?おはよ」

『おはよございます。あなたさんもう大丈夫っすか?』

「昨日は恭平くんが送ってくれたんよね?ありがとうねほんとに」

『全然大丈夫ですよ笑てか、俺あなたさんの発言、お酒のせいじゃないって思っときますね。』

「え、なにそれ、どういうこと?」

『さあーね?笑笑』

『じゃ、今日も頑張ってくださーい!』








そう言って切られた。



私の発言ってどういうこと?変なこと言っちゃってたのかな?えーどうしよ、パニックなんだが




この朝の電話のせいで、今日は集中して仕事に取り組めなかった。

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