胡蝶しのぶside
御館様によって緊急呼び出しが掛かった。
最近は柱合会議が無かったので柱の皆さんに会うのも久々で。
私はあなたに会うことだけを楽しみに浮き足立っていた。
しかし、それはいとも簡単に破壊される。
御館様の声はいつもより暗かった。
それより、あなたがまだ来ていない。
御館様の冷酷な一言に柱全員の動きが固まった。
あなた、が?
鬼殺隊を辞める? そんな訳ない。
淡々とあなたの容態を伝えていく御館様。
ひゅうひゅうと息が上がる。
また、あなたは人を護って、!!
蝶屋敷には来ていなかったのに??
あなたが左腕が無くなるほどの怪我、?
上弦ノ弐________?
戸惑いと同時にふつふつと怒りが込み上げる。
刀に手を当て、立ち上がろうとした所で御館様の制止がかかった。
責務を全うした。
それはその鬼を斬ったという事を指す。
柱合会議が終わった後、一言も。
誰も。発さなかった。
初めてあなたが柱に来た時、どうするものかと頭を抱えていたのに。
あなたが心を開いてからはうるさいくらいだったのに。
それが心地よかったんだと、気付かされる。
初めに動き出したのは不死川さんだった。
そう発したのは良いものの、顔は不安で一杯って顔をしていた。
あなたが居るのは 珠世さんのところだと御館様が言った。
会いに行くべきか。
でも、もし本当に酷い怪我だとしたら、私はそれを受け止める自信がない。
もう少し、信じよう。
不死川さんが帰ってきて、 怪我なんてしてねぇじゃねぇか! って
あなたを連れて帰ってきてくれる未来を願おう。
今の私はそれしか、出来ない、。
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次かその次のお話でラストっとなります!!
ここまでご愛読して下さった皆様!!
本当にありがとうございました!!
って言っても、実は明日からテスト期間になるので更新できないと思います、、、
終わり次第直ぐに更新致しますので、 誰end なのか楽しみにしててくださいッ!!
凪でした!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。