第13話

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2020/11/22 18:09
あなたside
不死川実弥
不死川実弥
おい、あなた顔色悪いぞォ。
地面に倒れた。


嫌な、匂い、。


炭治郎、!禰豆子ちゃん、!

それに金髪と猪も、!
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
不死川さん、いつの間に名前で呼んでるんですか、?ニコッ

横からも嫌な匂いがするけど、こっちは大丈夫だろう、。
あなた

御館様ッ、!


そちらに向かう許可を、!

出なければ、炭治郎が、禰豆子ちゃんが!

私の大切な人がまた 消えていく、。
御館様
御館様
柱を向かわせなければならないみたいだね。
あなた。義勇。頼んだよ。

恐らく、十二鬼月がいる。
冨岡義勇
冨岡義勇
御意
あなた

御意


炭治郎達が危ない、。

助けたい。



























“手遅れになる前に”







































目的の場所が近付くにつれて匂いはより一層きつくなった。

あなた

ここは、森、?


匂いがバラけてる。

強い人間の匂いが3つ。

鬼の匂いが5つ。

人間はおそらく団体行動ではなく、単体。

あと1つ、鬼の匂い。嗅いだことのある。恐らく禰豆子ちゃんだろう。
冨岡義勇
冨岡義勇
俺は東から回る。
あなた

承知した。


冨岡さんは柱の中でも特に接しにくく、取り付く島がない感じだか、
安心感がある。

言葉して言うには言い難い、なんとも言えない。



暖かさ。


故に私は言葉にこそ出さないが冨岡さんを心から尊敬している。







































ゴロゴロッ

遠くで雷が落ちた。

それと同時に鬼の匂いが消えてなくなった。

しかし人間の匂いも弱まってる。危ない。

あなた

な、に、。これ、?


そこに行くまでに恐ろしいものを見た。繭玉が沢山あった。

切って落としてみるが、中にいたであろう隊員は全滅。

鬼の仕業、。
あなた

許さない、許さない、、、。絶対にッ、!






























空を飛んで見つけたのは金髪。
あなた

おい、金髪。何してる。起きろ。


ほっぺを叩くと咳をして起きた。

なるほど、こいつ、呼吸で毒の回りを遅らせてたのか、。

なかなかやるなぁ、。
我妻善逸
我妻善逸
ゴホッ、途中で、はぐれ、て!
あなた

喋らなくて良い。直ぐに隠を呼んでやるからな。よく頑張った、。


そう言って頭を撫でてやると金髪は意識を飛ばした。

よく頑張った、。



あと、残る匂いは、。
あなた

ッ、!


吐きそうになる。

それと同時にもうひとつの鬼の匂いが消えた。

恐らく冨岡さんが討ったのだろう。


となると残るは、 十二鬼月とやっかいな女!!


炭治郎ッ、!禰豆子ちゃんッ!


死なせない、絶対にっ、!



















































































いたっ!!
あなた

炭治郎に何してるッ!


血鬼術か?

炭治郎に降り掛かる糸を斬って、地面に降りると匂いの原因である、


十二鬼月が居た。
あなた

お前、何人喰った、?



















































十二鬼月であっても所詮下弦の伍。

この程度だとはわかっていたがあっさり斬れた。
あなた

炭治郎!!


炭治郎は意識がなかった。
冨岡義勇
冨岡義勇
連れて帰るぞ、

気付いたら傍に冨岡さんが居て。

私は少し泣いていた。

炭治郎も禰豆子ちゃんも匂いがするから生きてるって分かってるのに

傷付けられたのが許せなかった。
冨岡義勇
冨岡義勇
話は後で聞く。   とりあえず運ぶのを手伝ってくれ。


話を聞く?
冨岡さんが?何も話さないくせに? しかも何の、。
冨岡義勇
冨岡義勇
お前は弱くない。人を救った。
あなた

な、ッ、





人を救った?私が?









































































“お前のせいで! 皆死んだんだ、。お前が死ねばよかったのに”















































あぁ、思い出したくないことを思い出した。



















切っても切り離せない、悪夢。

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