第83話

恋愛症候群⑧《さとりーぬ》
3,331
2020/03/06 01:00
(某メールアプリ)
莉犬くん
莉犬くん
ねぇ
なーくん
なーくん
どしたの
ジェルくん
ジェルくん
どないしたん
ころちゃん
ころちゃん
なんかあった?
るぅとくん
るぅとくん
何かあったんですか?!
莉犬くん
莉犬くん
wありがと
莉犬くん
莉犬くん
今日病院行ったんだ
なーくん
なーくん
そうだったんだ
莉犬くん
莉犬くん
うん、で、また明日行こうかなって思って
るぅとくん
るぅとくん
僕も行きたいです!
ころちゃん
ころちゃん
じゃあ僕も
莉犬くん
莉犬くん
いーよ
なーくん
なーくん
じゃあ皆でいこっか?
ジェルくん
ジェルくん
いいで
莉犬くん
莉犬くん
楽しみにしとくね
_________________________
_次の日
ガララララ
るぅとくん
るぅとくん
ちょっところちゃんくっつかないでくださいよっ
ころちゃん
ころちゃん
いやるぅとくんでしょぉ?
なーくん
なーくん
あーもうっ、こんなとこで喧嘩しないの!
ジェルくん
ジェルくん
うるさいでお前ら
ほんとなにしてんの2人とも………w子供じゃないんだからっ…………?…え
目を見開いて、もう一度確認した
あぁ、幻覚じゃない、本物だ
莉犬くん
莉犬くん
さとみ、くん…………………!
すぐ足をだしてベッドへと駆け寄った
さとみくん
さとみくん
よっ!莉犬っ!
るぅとくん
るぅとくん
ころちゃん
ころちゃん
さとみくん?!
なーくん
なーくん
うそ……!
ジェルくん
ジェルくん
ほんまや…!
みんなも目を疑うようにしてさとみくんに注目した
さとみくん
さとみくん
wそんな見られるとはずいんだけどww
なーくん
なーくん
さとみくんだ……!
さとみくん
さとみくん
俺以外にいないからw
莉犬くん
莉犬くん
うぅっ………(泣)
さとみくん
さとみくん
w泣くなよ莉犬
さとみくんは俺を抱き寄せるようにして胸の方にぎゅっとされた
さとみくんの匂い
大好きな匂い
莉犬くん
莉犬くん
ごめんねっ…(泣)俺のせいでっ!
さとみくん
さとみくん
あぁ動いたのは俺。お前は悪くない
さとみくん
さとみくん
それに復活したし
さとみくんはもっと強く抱きしめてくれた
__“好き”だなってまた改めて実感した
莉犬くん
莉犬くん
うぅっ(泣)ありがとぉっ…!
さとみくん
さとみくん
………どういたしまして
__________________________
え、なんかすっごいころちゃんがこっちくっついてくるんですけど
なんなんですか
るぅとくん
るぅとくん
ちょっところちゃんくっつかないでくださいよっ
ころちゃん
ころちゃん
いやるぅとくんでしょぉ?
なに言ってんですかこの人
なーくん
なーくん
あーもうっ、こんなとこで喧嘩しないの!
ジェルくん
ジェルくん
うるさいでお前ら
僕じゃないですし……
あれ、莉犬?
莉犬くん
莉犬くん
さとみ、くん…………………………!
莉犬は病室のベッドの方に小走りで向かっていた
眠っているはずの人の名前を呼びながら
さとみくん
さとみくん
よっ!莉犬っ!
少し久しぶりに聞いた声
るぅとくん
るぅとくん
ころちゃん
ころちゃん
さとみくん?!
なーくん
なーくん
うそ……!
ジェルくん
ジェルくん
ほんまや…!
僕達より早く部屋に入っていたなーくんとジェルくんも急いでベッドの方に行った
僕達も後を追って向かった
その頃にはさとみくんは莉犬を抱きしめていて、莉犬はすごく泣いていた
さとみくんも少しうるっときたのか目に光が見えた
_良かったね、莉犬



































































ここまでは、ね

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