▽五条悟視点▽
今日はあなたから家に招待された。
まあ招待されなくても行くんだけどね。
ソファーの方に案内されそこに座った。
僕はあまり辛いものは好きではない。
あなたが作ったものなら何でも食べるけど…
6個の中にあたりが入ってるらしい。
それを一つづつ食べていきあたりを
引いたものが負けというシンプルなルールだ。
シュークリームは一口サイズですぐに
食べ終われそうなサイズだ。
学校で言っていた仕返しってこれなのかな?
可愛いことしてくれるね。
……やられた。
確かにあなたは嘘をついていない。
あたりが辛い物だと言ってないから攻めようがない。
可愛い仕返しだけどせっかくあなたが
作ってくれたのに、残すなんて
もったいないこと出来ない。
温かい紅茶で口を落ち着かせながら
ゆっくり食べていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。