~重岡sids~
((ppppp ppppp
((カチッ
……何か胃がムカムカするような…。
まぁ、今日は仕事OFFやし。
ゴロゴロしてたらその間に治るやろ。
朝ご飯でも食べよっかな。
そんな甘い考えでいた。
オーブントースターで焼いた食パンに
バターを塗り、一口頬張った。
そのとき
重岡は口を覆った。
そしてトイレへ駆け込んだ。
トイレに駆け込んだものの、吐けない。
えづくばっかりで、吐けない。
一旦トイレから出て、リビングの机の上に置いた、
スマホを手に取り、一番上の人に電話をかけた
((prrrrrr prrrrrr
((カチャ
言おうとしたとき、また気分が悪くなり、
トイレへ駆け込んだ
少しすると足音が近づいてきた。
((ツーッ ツーッ ツーッ
といった頃にはもう通話は切れていた。
やらかした………。
あ…鍵開けとかな…。
と重岡は風呂場に行き、タオルを口に当て鍵を開けた。
タオルにもおさまりきらない程吐いてしまった。
~神山sids~
今日は仕事OFF。
やから、ゆっくりテレビでも見よろうかな~。
((♪ ♪ ♪ ♪
話を聞こうと思い、少し黙った。
すると、突然
ガタンと音がしたあと
遠くの方からえづいてるような音が聞こえた。
吐いてる…?
少しすると足音が近づいてきた。
と言って電話を切った。
こうでもせんと、断られるからな
神山はすぐにカバンを持ち、重岡の家に行く前に
コンビニへと寄った。
必要なものは全部買い、重岡の家へと向かった。
((ピーンポーン
応答がない。
((ガチャッ
そこには、
廊下にしゃがみこみ、タオルを口に当てていた。
でもタオルだけでは抑えきれず、服や床にも溢れていた。
涙声で自分を呼ばれたため、直ぐに荷物を置いて
重に近寄った。
重岡をお風呂に入らせてる間に、汚れた服を洗い、
床を拭いた。
リビングで待ってると、重岡が帰って来た。
いつもなら拒むのに、素直に今日は頷いた。
拒まんってことはよほど、体調悪いんやな。
早よ連れていってあげよう
(病院省きます。)
今病院から帰ってきたんやけど、
重~、どうやら、『胃腸炎』らしいわ。
可哀想に。。。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!