やっと、居残りが終わりぐーっ!と背伸びする
光は、一足先に教室から出て百瀬の所へ向かった
亜希は、電話をしながら教室を出ていった。
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……ようやく顧問の先生との話が終わった。
百瀬は職員室で忙しそうにパソコンでプリントを作る
先生の後ろ姿をみた。
暇を持て余していると、廊下の向こう側から見覚えの
ある顔が歩いてきた。
大翔は百瀬に気づくなり手を振って近くに来た。
百瀬は、困った顔をするが笑っていた。
へへっ、と笑ってい百瀬は言った。
百瀬に言われると、大翔は顔を赤くし目を背ける
ガッツポーズをし、大翔は笑った。
百瀬はそう言って大翔と別れた。
ー榊は一途だ。
……これほどアタックできる男も最近は稀。
……榊の想いと、光の想いー。
果たしてどっちが先に結ばれるかしら
こういう恋愛の過程を見届けるのは楽しい。
今の光の瞳には『彼』しか、映ってないから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。