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第11話

CHAPTER11
翌日、普通にももちゃんと登校し、いつも通り授業を受けた。

そして、お昼休みに。
クラスでは、ももちゃん以外仲の良い人はいない。
ーそのためお昼休みは至福の時間でもある。

屋上に行って、彼を探しながらご飯を食べる。
もーもーちゃぁーん!!
ご飯、食べに行こっ!?
百瀬
オッケー、いつも懲りないねぇ
ちょっと待ってね、ご時限目の授業
の準備だけさせて。……いつも
ギリギリまで屋上にいるからね
そうだね…見つけちゃったら
ギリギリまで見てたいからさぁ。
そうだ、私も準備だけ済ませちゃおっかな
光は、自分のロッカーへ行き教科書を取り自席に向かう。
が……、お昼休みは既に始まってしまっているため
誰の席関係なく、みんな友達と喋りながらお弁当を
食べている。

そのため光の席も誰か、が座っていた。
あ、あのぅ……ちょっとだけ……
い、い、良いです……か?
光の声に気が付き、クルッと振り向く。
大翔
ん……あぁ真野さん!!
教科書?机の中にしまっとけばいい?
え、あ……うん……?
そう言って大翔は光から教科書を受け取り、机にしまった
あ、ありがと……うございます
えっと……。
大翔
榊だよ、さーかーき。
苗字くらい覚えて欲しいなぁ?
……これから猛アタックするから、さ!
……は、い……?
大翔の言葉に、周りの男子は勿論、クラスにいる女子も皆
驚きを隠せず、声を上げていた。
男子
お前……!!!
ー真野に告ったのか!?
男子
抜け駆けは許さねぇぞ!?
女子
……榊くん、真野さんが好きなの!?
でも…そんな気したかも……!!
一気に、クラス中がざわめく。
大翔
告ってフラれたけどな!
ーまぁ、諦めるつもりはないしさ
ー榊くんの、真っ直ぐな瞳が痛い。

……そんな目線……私に……向けないで……。
百瀬
はいはい、そこまで!!
榊、光が好きなのは十分わかったよ
……だけどちゃんと光の気持ちも考えてね?
ほら、光ご飯食べに行くよ。
う、うんっ……!
ー百瀬のお陰で、クラスから抜け出すことに成功した。
ありがとう、ももちゃん。
ー中々ももちゃんの所に戻れなくて……。
百瀬
光が相当困ってたからね。
ついつい、口挟んじゃったよ。
モテる女の子は大変だねぇ
ううん、ももちゃんのお陰で助かったよ……
私は全然……!!
好きになってくれても…私が拒絶しちゃうし…
相手の方に嫌な気持ちさせちゃうんだよね。
百瀬
あー、なるほど。
人嫌いがそういう所で厄介になるって事か
……私は光のこと全部受け止めるから
なんでも相談してよね?
ニコッと百瀬は笑い、屋上の扉を開いた。
ありがとぉぉ!
ももちゃんだけが頼りだよぉ!
百瀬
そう言って貰えると嬉しいな!
……んんー!今日も天気、いいね!
……サッカーはっ!?
はっ……やってる!!
光は屋上のフェンスにしがみつき、グラウンドでサッカーを
している男子たちを見る。
彼……彼はいるかなぁぁ♪
…………んんん
百瀬
光ー、さきお弁当食べてるよー?
私、お腹すいて死にそう。
うん、良いよー!
光は熱心に、探している。
百瀬は、黙々とお弁当を食べている。
ー屋上には二人しかいないため、沈黙になる。
ああぁっ!!??
百瀬
わっ!!??
沈黙が流れたあと、光が突然大きな声を上げた。
そのため、百瀬は肩を大きく震わせ驚く。
ももちゃんっ、ももちゃん!!!
百瀬
な、何よで突然……。
危うく心臓が……止まるとこだったよ……。
光が手招きしているため、百瀬は渋々そちらへ向かった。
見てっ、あの制服の生徒!!!
百瀬
ええぇっと……制服の生徒って沢山いるけど
……ほら!!今、赤いシューズ履いてる人に
パスした生徒!
百瀬
……あー、あの青いシューズ履いてる人?
…………その人が……?
そうっ、彼だよ彼っ!!!
肩をガシッと捕まれ前後に揺さぶられる。
光は彼を見つけたその瞬間、眩しいくらいの笑顔を浮かべる
その笑顔が、普段の生活でも出ればいいのにな。
そう、百瀬は思った。