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第12話

CHAPTER12
お弁当片手にカメラ。

光はちびちびとお弁当を食べながらじーっと、グラウンドを
見続けている。
…………
百瀬
…………
……光が彼を見ている時は邪魔してはいけない。
百瀬
(彼を見れるチャンス……。
特定できないもんね。)
唯一幸せそうにしているこの時を、壊さないように。
試合終わった〜!
ふぁっ!!?お友達とハイタッチした!?
すかさず光はシャッターを下ろす。
みてみてっ!!ももちゃん!
ーナイスタイミング!!!
百瀬
……へぇ、丁度ハイタッチした瞬間
しかも、彼の顔バッチリ写ってる。
ー光やっぱり写真の腕良いなぁ
えへへっ♪
んぅ〜彼の満面の笑顔っ!!
幸せ……。
百瀬
ふふっ、よかったね。
ーほら早くお弁当片付けて教室戻ろ?
光は、機嫌良くお弁当を片付ける。
百瀬
次の時間は数学かぁ
……最近数学多いよね
そうだね、授業変更とかで
偶然数学が多くなってるよね
百瀬
真面目に授業聞くんだよ?
夏休み、補習ばっかりになっても
私知らないからね〜!
そ、そんなぁっ!?
私ももちゃんと夏休みたくさん
遊ぼうとおもってるのにぃ!
先に屋上から出ていく百瀬を追いかける光。
百瀬
まぁ、夏休みはまだ先だから!
……ももちゃんに数学教えてもらおっと
百瀬
やっぱりそう来るよねぇ
ーまあ私も勉強になるから良いけどね
ももちゃんと仲良く話をしながら教室に戻り自席につくと
すぐにチャイムがなった。

同時に先生も入り、授業が始まる。
先生
授業始めるぞー。
今日は、隣の席の人と対面式になって
ペアワークをしてもらおうと思ってる
ぺ……ペアワーク……!?

終わった。
……人と話さなきゃいけないなんて……。
しかも……榊くん……?だっけ。
ーどうしよう、上手く話せる自信ないよ……!!
先生
この前やった小テストのプリント
持ってるかー?
それの間違えたところをペアで
解決してみてくれ。
……もちろん、教科書とかは
見てもらって構わないからな
先生の指示で、一斉に机と椅子が移動される
移動するさいに、ももちゃんと目が合いグッ!と
親指を立てて『頑張れ』の合図をされた。
大翔
やった、真野さんとペアワークだ!
ー俺ラッキーだな!
そう言い、無邪気な笑顔をする大翔
あ……よ、よろしく……お願い、します
大翔
カッチカチじゃん!
ーもっと方の力抜けって。
……は、はい……。
大翔
ーお前って本当に人と喋るの苦手なのな
……せっかく俺と席、隣なんだし
少しずつ慣らしていこうな!
ー本当に……嫌な顔1つしない、好青年……。
きっと、モテるんだろうなぁ……。
面白くない、私なんかよりもっと可愛い子沢山いるのに。
前やった小テストのプリントには、数多のバツがついている
ー間違えたところを数えるより、あっている場所を数えた
方が絶対に早い。
少し、ペンを止め考えていると、榊くんが話しかけてきた
大翔
ーどこわかんない?
えっ……
大翔
あー、大問1の(2)か……。
ここは公式覚えちゃえば簡単だよ
サラサラっと、光のプリントの空白部に公式を書き
問題文に線を引いたりしてくれる。
大翔
ここを、この公式のXに入れて、この数字を
Yに入れて計算してごらん?
えっと……あっ、答えY=-5X+7?
大翔
そ、正解!
スっと答えが出たことに、光は嬉しさを抑えきれなかった
す、すごいっ……!!
ーこんな簡単に答えが…!
大翔
大問1とか基本のきの字、だよ?
ーつか真野さん、(2)の答え
Y=0.6って……!!
な、なんで……笑うん…です…か!
大翔
いやっ……どう……計算したら
そうなるのか……なって……あははっ
榊くんって……結構……ひどい……。
大翔
おい、そんなガチトーンで言うなよ
ほらお前の間違え直しどんどんやってくぞ
……うん……ありがと、うございます
ー良かった。

……榊くんなら……あまり怖くない。