第6話

ハーツラビュル寮…?ディアソムニア寮…?
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2023/01/01 08:20








ディア・クロウリー
ディア・クロウリー
では 、次
あなた
はい。
やがて 、私の番が来る


そして 、闇の鏡の前へ立った





闇の鏡
汝の名を告げよ。
あなた
…あなた。ただのあなたです。
私には 、” ローズハート ” なんて名乗ることは出来なかった。
これ以上 、兄様の顔に泥を塗りたくないから…



闇の鏡
すると 、闇の鏡は 、暫く考えるように黙り込んでしまった
ディア・クロウリー
ディア・クロウリー
??
闇の鏡よ!この者の魂を導きたまえ!
闇の鏡
ハーツラビュル寮か 、ディアソムニア寮…と言ったところか
あなた
!!
“ディアソムニア寮”


私にはハッキリと聞こえた


茨の魔女の高尚な精神に基づいた寮。


魔法全般に優れた魔法士しか入ることの出来ない寮 、だよね
こんな”出来損ない”が入れるわけ……






闇の鏡
……ディアソムニア寮!
あなた
…えッッ
あなた
ほ 、ほんとに…?




??
ディアソムニアに選ばれた者はこっちじゃぞ〜!
あなた
っ…(呼ばれてる…のかな?)





その前に 、私はもう一度…ある場所を見た





リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
あなた
(ホッ…気づかれてない)

みんなと同じく 、私もフードを深く被っているため 、


気にならない限り私だと気づくことはない





あなた
(…なんで私は…兄様から逃げてるの…?)





あなた
(って早く行かなきゃ…)
あまり深くは考えず 、私は” 自分の寮 ”の集まる場へ


足を急かした。










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