ッ……!?(バッ
声のする方を振り向くと 、
そこにはツノの付いた背の高い人が立っていた
今までに感じたことの無い 、
尋常な量の魔力を感じ 息を飲んだ
あ 、あの…貴方は?
紹介が遅れてすまない。
僕はディアソムニア寮長マレウス・ドラコニアだ。
ま 、マレウス・ドラコニア……
世界の五本の指に入る程の実力がある魔法士……
まさか 、ここに在学していたなんて……
お前は?
わ 、私ですか!?私は……あなたと申します!
私も 、今年からディアソムニア寮になります!よろしくお願いします…!
そう言うと 、彼は少し考え込むように私を眺めた
……えっ 、と?
……ああ 、よろしく
改めて 、私がディアソムニアに入って良かったのかな 、なんて思う
(選別ミス……じゃないよね)
ところで……
数秒の沈黙を破ったのは彼だった
先程 、「これからどうしよう」と嘆いていたが……何かあったのか?
え……
NEXT ♡30
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。