👑𝐬𝐢𝐝𝐞.
あるオフの日。
する事もなくただ恋人の汐恩とソファに並んで座り、テレビを眺める。
言葉を交わさなくても気まずくなくて、むしろ心地良いぐらい。
心地良すぎて思わずくあ、と欠伸を洩らすとこちらを見ていた汐恩と目が合った。
そう言って差し出されたのは、かの有名な車のゲーム。
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にや、と笑って自信ありげに言う汐恩に少し見蕩れつつ、ゲームが始まった。
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焦ったような声を洩らす汐恩を無視して、攻撃を仕掛ける。
手間取る事無く1位を取れてしまい、少しつまらない。
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負けた事が相当悔しいのかむす、と不機嫌そうに言う。
まあ、そんなものする気などないのだけど。
急に乗り気になった汐恩に満足した俺は、汐恩の目が如何にも楽しそうに細められた事に気が付かなかった。
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不機嫌そうに顰められた表情はどこへやら、目をきらきらと輝かせて本気で楽しそうに俺をかなり引き離してゴールした汐恩。
意地悪い笑みを浮かべてこちらを見る。
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わざとあざとい顔を作ってそれとなく流してみようとしても、汐恩には丸わかりで難なく躱される。
何となく悔しくて腹をくくる事にした。
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腹をくくるとは言いながら最後まで悩みながら投げやりにそう言うと、待ってましたとばかりに差し出されるもの。
ぽす、と無造作に置かれたひらひらがたくさんついた甘めな可愛い服。
あっけらかんと何でもない事のように言ってのける。
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ひょい、と黒い猫耳を取り出してこちらにぐいぐいと押し付けてくる。
全力で避けながらそう問うと、力ずくで引き寄せられて頭に猫耳をつけられた。
する、と頭を撫でながらにやりと笑う。
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褒められて少しだけ揺れた気持ちを押し殺して首を振り続けると、へにゃ、と眉毛を下げて手を合わせ頼み込まれる。
…俺はつくづく汐恩の悲しそうな顔に弱いらしい。
ぱあ、と一気に嬉しそうな顔になった汐恩にメイド服を手渡され、着替えに行こうとすると、ぱっと手を掴まれた。
言うが早いか部屋着のズボンを下ろされる。
するすると服を全て脱がされ、されるがままになる。
気付けば着慣れない服を身に付けていて、目の前で汐恩が満足気に笑っていた。
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体を移動する熱い目線に耐えられずスカートを脱ごうとすると、後ろに何かが挿入った感覚がした。
カチリと音がして、うねうねとナカで動き出す何か。
イイ所をこれでもかと刺激してきて、足ががくがくして立っていられない。
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汐恩が言った言葉の意味を考えるよりも先に、後ろに挿入れられた何かを速く動かされて頭が真っ白になる。
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さらに手の動きが速くなり、呆気なく白濁を吐き出した。
へな、と座り込んでもナカのバイブは止まってくれない。
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立て続けに達して、あまりの気持ち良さに頭がふわふわする。
それから何度達しても止まってくれないバイブに翻弄され続けてしまう。
止めて欲しくて仕方ないのに、プライドが邪魔してなかなか頼む事が出来ない。
恥ずかしいとかプライドとか考える余裕もなくなってきて、汐恩に縋りついて呂律の回らない舌で必死に言うと、やっとバイブが止まった。
少しずつ汐恩に体を近付け、そそり立つ汐恩のソレの上に跨る。
スカートをたくしあげてゆっくりとソレを受け入れた。
対面座位は俺も汐恩も好きな体位で、いつもより深く挿入るからすぐ達しそうになる。
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ゆっくりと動き出せば、ナカでどんどん大きくなる汐恩のモノ。
既に何回も達しているからなのか、肌が擦れるだけでも快感に変わる。
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腰をがしっと掴まれ、ぐり、と奥を抉られた瞬間、俺は汐恩と一緒に絶頂に達した。
遠くなりつつある意識の中で、汐恩と一生ゲームで戦わない、と心に決めたのは汐恩には内緒。
𝐞𝐧𝐝.
コスプレ系1回は書きたかった。お気に入り90、いいね100突破ありがとうございます😭😭ほんとにエネルギーになります、ありがとうございます!!!!気ままに書いていくのでこんなめちゃくちゃな文で良ければ読んでください🤦♀️💗
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。