第17話

バイト
1,723
2021/06/07 10:56



次の日学校へ行くと


教室でまひろが待ち構えていた








まひろ
まひろ
んで、どうだったよ
(なまえ)
あなた
えっと…





考えた末、まひろには内緒にすることにした







(なまえ)
あなた
会場の電話だったよ。スタッフがメモと間違えて書いたんじゃないかって言ってた。
アクキー探してくれるってさ
まひろ
まひろ
ほーん。良かったじゃん




幸いにもそれ以上言及してこなかったので



私もそれ以上話すことはしなかった









まひろ
まひろ
あ、急に話変わるけど
バイトの話OKっておばさんに言っといて
(なまえ)
あなた
あ、うん。




バイトというのはママのアパレルブランドの



ネットショップに載るモデルのバイトだ





ママの会社がまだ小さかった時



モデルを雇うことが出来なかったので



私とまひろがモデルをして販売していた



ママはそれがすっかり気に入ってしまって



売れるようになってきても



モデルは雇わず、私とまひろがやることほとんどだ












(なまえ)
あなた
じゃあジム行かないといけないね
まひろ
まひろ
だね。また火、木でいい?




撮影の2ヶ月前から二人でジムに通うのはお決まりで


その時期は週に2回ジムで鍛えることにしている






(なまえ)
あなた
あ、そうだ。今日放課後暇?
行きたいカフェがあるんだけど
まひろ
まひろ
あーごめん、今日コラボカフェ最終日だから
何としても行かないといけないんだわ
(なまえ)
あなた
そっかー。じゃあ一人で行こ
まひろ
まひろ
こっちのカフェ来てもいいんよ?
(なまえ)
あなた
興味はあるけど遠慮しとく
まひろ
まひろ
そうかよ‪w






まひろ以外にも友達はいるけど



何となく誘いはせず、一人で行くことにした









その後すぐ先生が来てHRが始まった







こっそりスマホでクーポンに記載されたカフェの名前を検索する








黒尾さんがよく行くのが納得出来る



オシャレで大人っぽい雰囲気のカフェの画像がたくさん表示される









それなりの身なりで行かないといけないと



少し躊躇ったりもしたけど



メニューにあるケーキがとても美味しそうで



食欲には勝てず、行くことにした






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