次の日学校へ行くと
教室でまひろが待ち構えていた
考えた末、まひろには内緒にすることにした
幸いにもそれ以上言及してこなかったので
私もそれ以上話すことはしなかった
バイトというのはママのアパレルブランドの
ネットショップに載るモデルのバイトだ
ママの会社がまだ小さかった時
モデルを雇うことが出来なかったので
私とまひろがモデルをして販売していた
ママはそれがすっかり気に入ってしまって
売れるようになってきても
モデルは雇わず、私とまひろがやることほとんどだ
撮影の2ヶ月前から二人でジムに通うのはお決まりで
その時期は週に2回ジムで鍛えることにしている
まひろ以外にも友達はいるけど
何となく誘いはせず、一人で行くことにした
その後すぐ先生が来てHRが始まった
こっそりスマホでクーポンに記載されたカフェの名前を検索する
黒尾さんがよく行くのが納得出来る
オシャレで大人っぽい雰囲気のカフェの画像がたくさん表示される
それなりの身なりで行かないといけないと
少し躊躇ったりもしたけど
メニューにあるケーキがとても美味しそうで
食欲には勝てず、行くことにした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。