ピコン。
LINEの通知音が部屋に静かに響く。
ソファに座って、
隣で雑誌を読んでいたジミンの手が止まる。
ズイッ と顔が近づく。
声は笑ってるけど顔が笑ってないよ…
ピクッ と思わず身体が動く。
今日は、男友達もいるから。
安心してほっと息を吐いた。
よかった、バレてたら…
ソファにそのまま押し倒される。
両手は固定されて。
頭の後ろに手を添えられ、
熱い舌が口内を犯していく。
やっと離してくれたかと思えば、
貪るようなキスが降り注いでくる。
あぁ…メイクしたのに。
ツー と太ももを撫でるジミンの指。
それだけで身体を揺らす私。
手馴れたように棚の引き出しを開け、
正方形の小さな袋を破ると
雑に自分のモノに付けるから、
余裕ないんだな、って。
そっと下着を下ろされる。
ジミンが入口で焦らす。
時計は7時半。
約束の時間なんかとっくに過ぎている。
___________でも、
グッ と奥にまで中に一気にジミンが入る。
激しく律動を繰り返すジミン。
はっ、はっ、と息を切らしながら腰を振るジミンは、
とても色っぽくて。
激しく律動を繰り返す。
いく、といって
薄い膜越しにジミンの熱いものが伝わる。
『まだ足りないからもう1回ね』
そう耳元で囁いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。