もう会えないと思っていた 。
でも会いたかった 。
陸さんと奇跡の再会をしてから2週間 。
もう1回会いたいって 、
ずっと思ってたから 、
ほんとに嬉しかった 。
だけど 、
病気の事 、ちょっと知られたくなかったな 。
まあ 、お兄ちゃんの先輩なわけだし 、
いつかバレるんだけど 、笑
私の知ってる人は 、
私の病気の事をみんな知ってる 。
だから無駄に気使われたり 、
みんな凄い私を慎重に扱うから 、
そこまで考えてくれるのは嬉しいけど 、
ちょっと息が詰まる事もある 。
これで陸さんも 、
きっと普通には私を見てくれなくなって 、
気を使われて 。
そう思うと 、
私の病気を何も知らない知り合いが欲しいなって 、
少し思う 。
でも知っててくれないと不安もあるし 、
知られた時にいきなり捨てられるのは辛すぎるから 、
難しいね 、病気と生きてくのは 。
1番は 、私の病気を知っても 、
普通に接してくれる事 。
それが私が1番望む事 。
そんな理想が叶うのは 、いつになるのかな 。
一生 、叶わないかもしれない 。
なんか私の人生 、お先真っ暗 ??
なんて 、ぐるぐる頭の中で考えていたら 、
座っていたソファの上で眠りについてしまった 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。