第9話

古明地 こいし4
71
2020/09/25 13:00
目が覚めるとそこは何もない部屋。
自分は何をしていたのかと思い出そうとする。
しかし、思い出すのは昔の人間たち、悟り妖怪だからと自分たちを差別する人々。
そんな人間が憎かった。
しばらくして思い出すのはお姉ちゃんやお隣、ペットのみんなだった。
こいし
こいし
なんで誰も気付いてくれないの?
誰も………誰も気付いてくれない
お姉ちゃんも…みんなも…
あなた

気づかせればいいじゃん

こいし
こいし
誰?
あなた

私はあなただよ

こいし
こいし
あなたには見える?
あなた

見えるよ。存在してるんだから

こいし
こいし
でもどうやって気づかせるの?
あなた

………そういえばさ、タヒぬと無意識にも気づくらしいよ?

こいし
こいし
そうか……みんなタヒんじゃえば
こいし
こいし
みんな………私に気づくよね
あなた

手伝ってあげるよ?

こいし
こいし
いいの?
あなた

うん!

こいし
こいし
ありがとう(^^)
あなた

君のお友達もここにいるよ

こいし
こいし
フラン
フラン
こいしちゃん!
こいし
こいし
フランちゃん!
フランちゃんがいるなら、私は……
やっていけそう
-------刈り取り-------
あなた

うまくいった

そう、あなたの能力は覚える程度の能力
あなた

精神コントロール、催眠術、覚えておいてよかった

さて
あなた

これからどうしようか?

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