あの、現実に戻れなくてごめんなさい。
ずっと過去で生きてますよね。
ごめんなさい。
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※ジミナside
僕はもう、もうすればいいのか分からなかった。
あなたのことを想いながらソナと付き合うなんて、
どうかしてた。
ソナを傷つけて。
ソナを失って。
それでやっと、君の大切さを知った。
あなた。あなたはずっと目覚めないね。
僕の所へ、もう一度来てくれないかな?
待ってるから。だから。
僕の元へ来て。?そしたら、僕のものにするから。
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※あなたside
……………え。此処は何処、?
家、では無い。
真っ白い壁紙に太陽の光が反射して眩しかった。
体を起こそうとした。でも、無理だ。
体が全く動こうとしない。
その途端。頭に激痛が走った。
なんで、此処に居るのか、もう少しで思い出せる。
そんな気がして、私は、一生懸命思い出そうとした。
でも、なにも分からない。
ジミン오빠、心配かけてごめんなさい。__
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!