ジミナが全然出せてない…
すいません…過去の部分で多く出るはずです。
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俺はステージを終え、楽屋に戻ってきた。
他のメンバーはまだ居ない。
そこへ、あいつが入ってきた。
それが俺に対しての態度かよ。
疲れていたのもあり、正直ムカついてしまった。
俺は思わず舌打ちをしてしまった。
それがあいつの怒りを買ったようで…
ドアで大きな音を立てて、出て行った。
でも、その時のあいつの顔は怒りだけではなかったように見えてしまった。
どこか苦しげて、どこか辛そうで、どこか寂しそうだった。そして目には涙を浮かべているようにも見えた。
俺は何故あいつがあんな顔をしていたのか分からないでいた。
ふと、思った。何故あいつの事をそこまで気にする。?何故頭の中があいつの事で埋まる。?
何だか、自分が情けなく感じてしまった。
それは何故だろう。。。
これはきっと。
自分に対して言ったことだ。
俺は気付いた。ジミナが見ていたんだと。聞いていたんだと。
俺がメンバーの前で涙を流すことは滅多にないのに。
だから、余計に情けなかった。
何故俺が涙を流す。何故辛い思いをする。
何故だ。何故だ。何故なんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。