まずは、ユンギひょんかな。
さっき聞こうと思ったけど、ユンギひょんの顔見た瞬間、言葉が何一つ出てこなかった。
どんな事があったんだろう…
よっぽど。。。
どんッ
僕は周りが見えていなかったみたいで、自分の視線が低くなり、目の前には震えているあなたさんが、
急に息が荒くなり、言葉を詰まらせていた。
僕はあなたさんの手を掴み、上へと引っ張った。
そうしたら、1粒の大きな涙を流し、僕の手を振り払った。
僕はそっと背中をさする。
そしたら、ばッと後ろを振り返り僕の顔を見つめて、睨み付けてきた。
あなたさんは、壁に少しもたれ掛かりながら控え室の方へと向かう。
その後ろ姿から悲しみが溢れ出ていた。。。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!