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2021/09/05

第44話

あ。

近くにいたお医者さんに話すと、手術室の前まで案内してくれた。
足は鉛のように重い。
今、私はお医者さんに対して、愛想よくできているだろうか。
いや、そんなことはないはず。
頭からつま先まで、力が思ったように入らないのだ。
ソファベンチに座る。
歓迎はされなかった。












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あれから、どのくらい経ったんだろう…
"手術中"のランプが消えて、中からお医者さんが出てきた。
私がここにいるのは知っていたのかな。
お医者さんは、私に向かってゆっくりと首を横に振った。

どういう……意味?
当然、すぐに受け入れられる訳もなく。
分かっていないのに、分かれていないのに視界はぐらぐらとし、何もかもが歪んで見える。





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気づいたら朝になっていた。
ちゃんと自分の家の、自分の部屋の、自分のベッドにいる。

「あれ……」

私、どうやって帰ってきたんだっけ。
何してたんだっけ。
目が完全に開かないままスマホを見ようとしたが、いつも置いている場所にない。
どこにやったかな…あ、そういえばあのとき柊の病室に置いたまま自販機のとこに行ったから……
その瞬間、昨日あった全てのことが私の脳に飛び込んできた。



柊は……








































        ____死んだ?


  ♤  ♤  ♤