………え?
『あ、悪魔……?』
いや、ちょっとまって
この王子様みたいな人のどこが悪魔なのよ☜
『あ、いや……えっと…その…』
私が言葉に悩んでいると
そう言ってどこか寂しそうな顔をして私の前から消えようとした……
けれど私はその時、テヒョン君の手を引っ張ってひきとめた
そして
『私、テヒョン君が悪魔でも全然いいと思う!』
とかいって、めちゃくちゃ必死な私ってなによ☜
すると一気にテヒョン君の顔色が晴れて
『う、うん!凄く綺麗な羽(?)がついてていいと思う!』
とか!すかさずテヒョン君の背中に生えてる羽みたいなのを褒めまくるよね
すると、テヒョン君上機嫌になって
うん、この時点で悪魔じゃない気がするんだけどね、
この子はほんとにアクマなのだろうか……
『て、テヒョン君』
『悪魔って……とんな感じになるの?』
めちゃくちゃテヒョン君真剣に悩んでる。
こんなに悩んでるテヒョン君は初めて見た気が……
『うん…なんとなく分かったㅎㅎ』
うん。やっぱり信じられない…な……
だって笑顔が天使過ぎるんだものぉぉぉぉ!
もうね、好き☜
次回:テヒョン君、本性表すってよ( ˙-˙ )
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!