～樹side～

行為のあと、こうして腕枕をして














素肌のまま寄り添っていると














本当の恋人なんじゃないかと思えてくる...

あなたちゃんから ほんのり香るシャンプーの匂い













それから... 














さっき効能を知らされた 部屋中に漂うアロマの匂い

それらが合わさって














俺らを纏（まと）ってるエロティックな雰囲気に














まだまだ、甘い余韻が治まりそうにない...

天井を仰ぎながら静かに深呼吸したあと














視線をあなたちゃんに移せば














艶っぽい瞳と重なった

まだ 少しだけ放心状態のあなたちゃん














顔に掛かる髪の毛に触れながら声をかける

あなたちゃんの口から














"迷惑" という言葉を聞きたくなくて














俺はすかさず キスで口を塞いだ..

さっきまで凄く大胆だったあなたちゃんの頬が














俺の一言で ポッと紅く染まった























こういうギャップも俺には堪らなくて..//

『好き』

今にも 心の声が漏れそうになる

あなたちゃんの自然な上目遣いも














めちゃくちゃ可愛くて もう、離せそうにない...

あなたちゃんの腰を引き寄せて ギュッと抱きしめる

重なり合う肌と肌














ドキドキするお互いの鼓動を感じて














再び 身体中に熱が帯びていく

これは、俺の本心...アロマのせいじゃない..















本当なら気持ちを打ち明けて














真っ直ぐな想いを込めて彼女を抱きたい

だけど、、今は これでいい....















今、あなたちゃんが俺を受け入れてくれるから..














このまま離したくない...＿＿＿＿

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