～樹side～

車に乗り込んだ俺は ハンズフリーイヤホンをつけて





あなたちゃんに 何度も何度も電話を掛けた












だめだ... 全然繋がらない.....










メールも沢山したけど 既読もつかない

あなたちゃんは 歩きだし






そんなに遠くまで行ってないはず...










とりあえず 最寄り駅までゆっくり車を走らせよう＿＿

駅前に車を停めて 周辺を探し








コンビニやカフェも覗いたけど どこにも居ない...

すぐに電車に乗った可能性もあるし








電車に乗らずに歩いている可能性だってある











一向に繋がらない電話を掛けながら








なるべくゆっくり 車を走らせた＿＿

あなたちゃんの様子がおかしいと思ったあの時










無理にでも話を聞いてあげられていたら








こんなことにはならなかったかもしれない...

昨日 眠る前に呟いた 







"ごめんね" の理由さえ ちゃんと聞かなかった

俺がもっと しっかり察して








あなたちゃんの気持ちを感じとっていれば...

"俺がついてるから"










そんな風に 言っておきながら








全然守ってあげられてなかった.....

なにやってんだ ...俺、、。

すっかり BBQを楽しんでもらえていると







思い込んでいたんだ...

あなたちゃんにもしもの事があったら...

心配で...不安でたまらなくて








悪いことばかり 頭をよぎる

不安な気持ちを抑えこみ そう自分に言い聞かせ









あなたちゃんを探しながら車を走らせる＿＿＿

♡┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈♡


『優しくしないで』の愛読書様へ🍀

私の小説のコンセプトは "キュン" です💙
そこまでﾄﾞﾛﾄﾞﾛで 嫌な感じにはしないので
安心してくださいね！(*^^*)

実際ではありえないような物語...
だけど、ちょっとだけ "リアル"
そして 飽きさせない展開

細かい心情や、複雑な気持ち 
そういうのを 色々織り交ぜて
制作してます！！



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