48STUDIOにて
面接で最後だったあなたのニックネームさんが帰ったあと、
メンバー会議を急遽することとなった。
漫画ならわくわく、という文字が背景に書かれていそうなテンションで、あみかが質問する
へぇ、もう固まってるんや。
…あなたのニックネームさんやとええな
ゑむ氏にツッコまれた。
まあ確かに、面接メンバーじゃないし、
なんで居たのかは気になるんだろう
音ちゃんが馬鹿にしたように、
ていうか馬鹿にしながら笑う。
自分だってやったことあるくせに笑、と思うけど、
とりあえず言わないでおく。
俺は我慢できなくなって、率直に聞いてしまった。
あなたのニックネームさんがいいし、あなたのニックネームさんじゃないと嫌だ。
他の人を見ていないけど、あんな良い人、
きっと他に居ないはずだ。
おおお〜という控えめな声を出したが、
俺は、
心の中ではよっしゃ!と叫びガッツポーズをしている
enn様の言葉に俺はうんうんとうなずく
あなたのニックネームさんの話題が出てから(自分で出したけど)
俺の耳はずっと熱い
アマリーの指摘が図星な俺は、
耳を帽子で隠しながら笑った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。