第7話

訓練
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2018/10/09 10:13
穂花side
みんな
はーい!
私たちは、毎日夕飯の後に訓練をする。

毎日頑張って体力とか技術を少しでも上げようとしている。
みんな
はーい!
私は、その日の気分によってやることを変える。

今日は、ナイフでもやろうかな、と思った時、
手越祐也
痛ってー!!!
ゆーやが叫んだ。

みんなの動きが一瞬止まる。
加藤シゲアキ
お前なぁ~
小山慶一郎
なんで怪我しないようにするための
訓練で怪我してるんだよ!
手越祐也
大丈夫大丈夫。
少し切っただけだから。
そう言ってるけど、血がたくさん出てる。


私は血が嫌い。人を殺した時に流れるものだし、





苦い思い出があるから。
少し慣れたけど、血、特に仲間が流す血は、

怖い。
みんながこっちを見た気がしたけど、
私はそのまま後ろに下がっていった。

そして…




ドンッぶつかった音















まっすーにぶつかった。
増田貴久
大丈夫か?

部屋戻るか?
今日は訓練になる気がしなかった。

休んで、明日からまた頑張ればいいか。
みんな
おやすみ~
ベットに入っても、まだゆーやが血を流してるのが
目に浮かぶ。





私にとって、血は恐ろしいもの。

人を殺した証。


自分が傷つけた証拠。





























もう、見たくないもの。

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