あの、私は『一緒に行く』なんて一言も言ってないんですけど…
↑『菜々美も絶対行くよね?』の圧力
私立山田女子校
私はこの学校には嫌な思い出しかないのに…
復讐は失敗したし、光里と美波に裏切られたし
なのに…なんで…
なんとそこには会いたくない相手3人組が居た。
3人、仲良くやってるねぇ。私が居なくても全然寂しそうじゃないし
美波に存在が気づかれた。
は?何、そのあいさつ。
私を裏切ったくせに
謝罪の1つも無いのかよ…っ
『なんで?』それはこっちが聞きたい。
美波も光里もなんで裏切ったのか聞きたいレベルだよ…?
光里…親友じゃなかったの?
美波…友達じゃなかったの?
私は渚の謝罪になんて答えればいいか分からなかった
そのまま渚はどこかへ行ってしまった
私が緋色の手を取って走り出すと…
美波と光里が悲しそうに泣きそうな顔で私と緋色を見ていた。
…泣きたいのはこっちの方だよ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。