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第27話

27






" あなたはもういない "













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こ…はる……


手が震える。

身体が震える。

ああ……













私が壊れる。













ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ………………!!!!!!!!


私は叫ぶ。

声がかれるまで。

涙が途絶えるまで。

叫んで叫んで叫んで。

泣いて泣いて泣いて。

私は床に座り込む。

腕の中には心春の日記。
な……んで




なんでよ……

なんでよ??心春。

なんで……一言もそんなこと……言わずに。

不登校だってどんな気持ちで言ってたの?

旅行に行こうって言ったとき、どんな気持ちで頷いてたの?

約束したとき……自分には永遠がないってわかってたんじゃないの……?

毎日毎日……どんな気持ちで。

私は何も気づいてあげられなかった。

心春の抱えているものの大きさに気づかなかった。

私がいつも支えられてるばっかりで。

心春のことは……何も救えなかった。

心春はずっと「ヒトリ」で抱え込んでた。

私は……優しくなんかない。

本当に優しいのは心春でしょ?

何度、私を救ってくれたの?

何度、私を笑顔にしてくれたの?

何度、私のそばにいてくれたの?

心春との思い出がどんどん蘇る。

心春とやったお菓子パーティー。

2人で結婚の理想を語り合ったこともあった。

心春の変な質問に、私は呆れながら答えて。

いつの日かは……キスしたよね。

心春に1回、思ってもいない勉強の魅力を語ってみたこともあった。

心春の前で子供みたいに泣いたこともあった。

毎日……心春をこの腕で抱きしめてた。

全部全部。

もう……

もう二度とできないこと。

……こ…はる
心春ーーっっ!!!!


死なないでよ。

お願いお願いお願い……!

死なないで。

いなくならないで。

私のそばからいなくならないでよ。

私から離れないで。

心春の外見がずっと子供だったって。

勉強ができなくたって。

心春は心春なのに。

私の大好きな心春のままなのに……。

心春……。

私はどうしたらいいの?

心春がいない世界で……。

心春の笑顔がもう、見られない世界で。

心春のいないこの『へや』で。

いったい、どうしろっていうんだろう。