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第20話

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" さようなら "












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心春……?

6月12日。

今日も私にとっての普通の日常を過ごして。

放課後になった。

私は走る。

旧校舎三階の一番端の教室。

私と心春の『へや』に向かって。

そして、いつものようにドアを開けた。

いつもなら、心春が瞳を輝かせて、「うーちゃん!」って呼んでくれる。

だけど……

今日は心春がいない。

殺風景な教室が、さらに殺風景に見える。

心春……どこに行ったんだろう?

一瞬……私の心に嫌な予感が横切る。

でも、すぐにかき消す。

大丈夫大丈夫……心春なら大丈夫なはず。

今まで1回も『へや』にいなかったことがなかっただけで。

これからはわからないし。

きっとそうだ。

心春は来る。

落ち着け……私。

とりあえず……座って待っておこう。

私はヨロヨロと歩く。

そして、教室の真ん中に2つだけある机のイスに座る。

ドクンドクン……
























 















何これ……?

震えた声が教室に響いた。

ナニナニナニナニナニナニナニ……!!

震える手で「ソレ」を掴む。

…………っ!!?


机の上にあったのは。



心春がいつも書いていたノート。



その表紙には。



『日記』という文字と。






































『うーちゃんへ』という文字。