第2話

年の差なんて
1,446
2019/01/16 12:33
俺は彼女を家に入れた。
あなた
あなた
わぁ!綺麗で…広い!!
中村倫也
中村倫也
荷物を置いてさっさと準備をしろ。明日の弁当作ればいいんだろ?
あなた
あなた
は…はい!
俺は1から全て教えた。
中村倫也
中村倫也
栄養バランスが1番大切な事だからな。
あなた
あなた
はい!
そして、
あなた
あなた
出来た~!!
中村倫也
中村倫也
良かったな。お前がのんびり弁当作ってる間に夕飯作ったから食ってけ。
あなた
あなた
ありがとうございます!
久しぶりだ。二人分の飯。

彼女は笑顔で美味しいと言いながら完食した。
あなた
あなた
あ!皿洗いは得意なんで!
彼女は俺の前にビールを置いて、皿を持ってキッチンに向かった。

俺は気にせず読書を始めた。


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ここから女の子メインになって行きます。🙇
あなたside
私は先輩のことが好き。ずっと前から。

でも先輩は私の名前も覚えてくれない。

だけど今日は先輩の家に来れた!

心臓が飛び出そうなくらいに嬉しい。

私は先輩を眺めながらお皿を洗った。
あなた
あなた
あれ…ペアマグカップ。
そう言えば、お皿も箸もコップも全て二人分。

しかも、箸とコップはペアになっていた。

元彼女かな……

あなた
あなた
あれ…って……
私は小さな戸棚の前の机に指輪を見つけた。
あなた
あなた
まさか…奥さん?
そんな事を考えながら手を拭いていると
中村倫也
中村倫也
終わったか?
あなた
あなた
は…はい
中村倫也
中村倫也
じゃあ送ってく、家教えろ。
私は何故か…こんな言葉を言っていた。
あなた
あなた
泊まってって良いですか?
中村倫也
中村倫也
馬鹿な事言うな。
あなた
あなた
え〜?
中村倫也
中村倫也
早く準備しろ。
あなた
あなた
嫌です。
中村倫也
中村倫也
あのな。男の家に泊まるのは彼氏だけにしとけ
私は戸棚の前に行き。
あなた
あなた
奥さんですか…?
中村倫也
中村倫也
はぁ……関係ないだろ。お前はさっさと
あなた
あなた
お前じゃないです!あなたです……。
結婚してたんですね…。失礼します!
私は先輩の隣を通り家を飛び出した。

しばらく1人で歩いて公園のベンチに座る。
あなた
あなた
はぁ…私の恋終わった。
真っ暗な公園に座っていた時…

「そこの嬢ちゃん俺らと遊ぼうぜ。」

ガラの悪い4人組の男の人が絡んで来た。
あなた
あなた
結構です。失礼します
「まぁまぁ…いいだろ?」
男の人が私の腕を掴む。
あなた
あなた
離して!!
その時、石が男の人の額に当たった。
「いってぇ…」
中村倫也
中村倫也
女に手を出すとはガラの悪い奴らだな。
「あ?誰だテメェ!」
中村倫也
中村倫也
人に名前を聞く時は自分から名乗るのが礼儀だろ。
そう言うと先輩は男の人達に向かっていった。

すると、あの先輩とは思えない程の俊敏な動きで殴り倒して、男の人達は怯えて逃げて行った。
中村倫也
中村倫也
ったく…どこまで世話が焼ける後輩だ。
あなた
あなた
先輩…!
私は先輩に抱きついた。
中村倫也
中村倫也
はぁ…さっさと帰るぞ。明日も仕事だろう。
あなた
あなた
心配して来てくれたんですか…?
中村倫也
中村倫也
勝手に飛び出すのが悪いんだろう。
ほら、さっさと乗れ
私は先輩の車に乗った。
中村倫也
中村倫也
それと、なんか勘違いしているらしいが。
あなた
あなた
え?
中村倫也
中村倫也
俺はバツイチなんだ。あの指輪はその時の。
だからマグカップも箸もそのままだ。
あなた
あなた
そ……そうだったんだ。
中村倫也
中村倫也
なんであなたが俺のプライベートでそんな落ち込んだりするのか知らないが、1人でこんな夜に外に出るな。
あなた
あなた
先輩…!
中村倫也
中村倫也
なんだ。
あなた
あなた
私……先輩の事気になってしょうがないんです。
中村倫也
中村倫也
ハッ…笑。なんだそれ。
あなた
あなた
だから…恋なんです!
私は先輩の目を見つめた。
中村倫也
中村倫也
お前いくつだよ。
あなた
あなた
25…です。
中村倫也
中村倫也
まだまだ子供だろ?まだ色んな人と出会うんだから、こんな年老いた先輩相手にしてないでさっさと若々しい彼氏を作るんだな。
そして、車が止まった。
あなた
あなた
先輩…
中村倫也
中村倫也
早く降りろ。車置いてくる。
驚いて外を見ると先輩の家のマンションの前だった。
あなた
あなた
あ…ありがとうございます。
私は渡された先輩の家の鍵を使ってドアを開けた。そこには、赤いハイヒールがあった。
あなた
あなた
え?
「あれ?どこ行ってたのよ。」
そう言う声と共にリビングのドアが開いて背の高い派手な洋服を着ている女性が現れて、目が合った。
「どなた?」
あなた
あなた
仕事の…こ…後輩です!
「鍵…?」
あなた
あなた
え…えっと……
中村倫也
中村倫也
おい、お前車に鞄置いてくな……。
何の用だ。花蓮。
「あら。新しい彼女?若いのがタイプなのね」
中村倫也
中村倫也
違う。ただの後輩だ。
「へぇ……」
中村倫也
中村倫也
さっさと出て行け。
「昔から変わらないわね」
先輩は、リビングへ向かっていく。
あなた
あなた
先輩…私、
中村倫也
中村倫也
入れ。
リビングの隣の寝室で待つ事にした。

でも気になって私は耳をすました。


「今日は話があって来たの。」
中村倫也
中村倫也
話だと?
「あなたは無くても私はあるの」
中村倫也
中村倫也
なんだよ。さっさとしろ。
「はい。これ」
中村倫也
中村倫也
は?ふざけてんのか。
「なんで?私達、やり直しましょ」
中村倫也
中村倫也
金か?
「違うわよ。私あなたと別れて1人で過ごしてたけど、寂しくてね。やっぱり倫也と居るのが1番なの。」
中村倫也
中村倫也
残念だな。断る。
「ちゃんと結婚指輪持ってるし?倫也だってそうでしょ?コップも箸も捨ててないし」
中村倫也
中村倫也
捨ててやろうか。
「それともなに?あの後輩ちゃんに恋に落ちた?」
中村倫也
中村倫也
そんな訳ないだろ。さっさと帰れ。
待たせてるんだ。
「なんでダメなのかハッキリして!」
中村倫也
中村倫也
もう興味ねぇんだよ。だから花蓮。帰れ。
「赤いハイヒール…履いてきたのに?」
中村倫也
中村倫也
もう赤いハイヒールも似合わない。今度は真っ赤になったらどうだ?
「本当に赤が好きね。あの後輩ちゃんは似合わないわよ。じゃあね、また来るわ。」
花蓮さんは先輩に抱きついて、家を出ていった。
中村倫也
中村倫也
すまないな。待たせた。
あなた
あなた
い…いえ。
中村倫也
中村倫也
何?そんな顔赤くして
あなた
あなた
大人な…人だなって
中村倫也
中村倫也
大人は1度恋すると面倒くさくなるんだよ。
まだまだ未熟なお前には早かったか?
あなた
あなた
私も…あんな恋したいです!
中村倫也
中村倫也
取り敢えず、わがままと料理上手くなれば、だな。
あなた
あなた
ちょ…先輩!!
中村倫也
中村倫也
早く寝ろ。明日は朝から会議だ。
そう言うと先輩は寝室のドアを閉めた。

先輩はソファで眠るらしい。

私は先輩の匂いがする布団に包まりながら眠った。
神様…年の差なんて…関係ないですよね。
そう言えば…先輩、赤が好きなんだ……

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