俺は彼女を家に入れた。
俺は1から全て教えた。
そして、
久しぶりだ。二人分の飯。
彼女は笑顔で美味しいと言いながら完食した。
彼女は俺の前にビールを置いて、皿を持ってキッチンに向かった。
俺は気にせず読書を始めた。
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ここから女の子メインになって行きます。🙇
あなたside
私は先輩のことが好き。ずっと前から。
でも先輩は私の名前も覚えてくれない。
だけど今日は先輩の家に来れた!
心臓が飛び出そうなくらいに嬉しい。
私は先輩を眺めながらお皿を洗った。
そう言えば、お皿も箸もコップも全て二人分。
しかも、箸とコップはペアになっていた。
元彼女かな……
私は小さな戸棚の前の机に指輪を見つけた。
そんな事を考えながら手を拭いていると
私は何故か…こんな言葉を言っていた。
私は戸棚の前に行き。
私は先輩の隣を通り家を飛び出した。
しばらく1人で歩いて公園のベンチに座る。
真っ暗な公園に座っていた時…
「そこの嬢ちゃん俺らと遊ぼうぜ。」
ガラの悪い4人組の男の人が絡んで来た。
「まぁまぁ…いいだろ?」
男の人が私の腕を掴む。
その時、石が男の人の額に当たった。
「いってぇ…」
「あ?誰だテメェ!」
そう言うと先輩は男の人達に向かっていった。
すると、あの先輩とは思えない程の俊敏な動きで殴り倒して、男の人達は怯えて逃げて行った。
私は先輩に抱きついた。
私は先輩の車に乗った。
私は先輩の目を見つめた。
そして、車が止まった。
驚いて外を見ると先輩の家のマンションの前だった。
私は渡された先輩の家の鍵を使ってドアを開けた。そこには、赤いハイヒールがあった。
「あれ?どこ行ってたのよ。」
そう言う声と共にリビングのドアが開いて背の高い派手な洋服を着ている女性が現れて、目が合った。
「どなた?」
「鍵…?」
「あら。新しい彼女?若いのがタイプなのね」
「へぇ……」
「昔から変わらないわね」
先輩は、リビングへ向かっていく。
リビングの隣の寝室で待つ事にした。
でも気になって私は耳をすました。
「今日は話があって来たの。」
「あなたは無くても私はあるの」
「はい。これ」
「なんで?私達、やり直しましょ」
「違うわよ。私あなたと別れて1人で過ごしてたけど、寂しくてね。やっぱり倫也と居るのが1番なの。」
「ちゃんと結婚指輪持ってるし?倫也だってそうでしょ?コップも箸も捨ててないし」
「それともなに?あの後輩ちゃんに恋に落ちた?」
「なんでダメなのかハッキリして!」
「赤いハイヒール…履いてきたのに?」
「本当に赤が好きね。あの後輩ちゃんは似合わないわよ。じゃあね、また来るわ。」
花蓮さんは先輩に抱きついて、家を出ていった。
そう言うと先輩は寝室のドアを閉めた。
先輩はソファで眠るらしい。
私は先輩の匂いがする布団に包まりながら眠った。
神様…年の差なんて…関係ないですよね。
そう言えば…先輩、赤が好きなんだ……
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。