第2話

聖戦開幕
5,418
2018/06/22 03:57
メリオダスが裏切った途端、それまで近郊を保っていた2種族の天秤は見事に崩れ、チャンスと見るや、女神族は戦いを仕掛けてきた。
エスタロッサ
エスタロッサ
見事に近郊を崩したなメリオダスは
ゼルドリス
ゼルドリス
ああ、エリシア!そっちを頼む!
エリシア
エリシア
分かった!
残されたエスタロッサ、ゼルドリス、エリシアの強さには更に磨きがかかっていった。
しかし、私にはちょっとした違和感があった。どんな理由があろうと、エリザベスが私達を困らそうとしたなんてありえない、ということだ。


その頃スティグマの本拠地では
エリザベス
エリザベス
ねえ……メリオダス…エリシア達が今どんな状況下にいるかって考えると、胸が痛いの…
メリオダス
メリオダス
……ああ…けど、俺じゃあいつらを助けてやれない。許してくれとはあいつらには死んでも言えねえな…
エリザベスはエリシアが小さかった頃の事を思い出した。
エリザベス
エリザベス
そう言えば…魔神族の1部は目の色を変えられるって事を教えてくれたのも小さい頃のエリシアだったっけ……



今日も長い一日だった。
けどひとつ確かなのは、メリオダスは裏切って女神族の味方に着いたということ。
私は、体はたくさんの女神共を殺しているが、頭では、もう一度、メリオダスとエリザベスに囲まれて話がしたい。そんな事をぼんやりと思いながら、明日もまた、私は戦いの地に足を踏み入れるのだった。

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