第37話

thirty-five
521
2021/07/11 07:36
キュ キュ バーン

(赤葦) 木兎さんナイッサ

(木兎) へいへいへーい

(黒尾) くっそ…

(影山) チッ

(日向) すげぇ〜


今、3対3の試合中
8対3で私たちのチームが勝ってる
そういえば木兎君って5本の指の
エースらしい
普通にすごいと思う
私も頑張らないと


(三島亜矢) 赤葦君、次ボール頂戴
      絶対ポイントにするから

(赤葦) はい

サーブは黒尾君

キュッキュッキュッ ボッ

ボコッ
きれいに木兎君がレシーブ


(赤葦) ナイスレシーブ‼

フヮッ
私の方にあげられる

どうしようかな
フェイントやろっかな…

(赤葦) 三島さん!

トンッ
私は運動神経が悪いから
あんまり高く飛べない

スッ
正面へ打つ姿勢をするとすかさず
日向君と黒尾君が飛んできた
この高さでは私はかなわない

(三島亜矢) ボソリ((仕方ない



私は影山君から一番直線距離で
遠そうな所をめがけて…

ドドンッ
打ち込んだ


(日向) え?

(その場の全員) …

(三島亜矢) ん?

(黒尾) (一体何者?)

(日向) スッゲ〜


なんか、日向君以外
みんな黙っちゃった…


(黒尾) と、とりあえず
      続きやろうよ

(赤葦) あ、はい…

(影山) それより…サーブ
    打ってみてくれないですか?

(三島亜矢) うん、いいけど…

実は今、みんなには
平気そうな顔をしてるけど
すっごい疲れてる
これでサーブ打ったら…

時計を見るともう、
10時25分をさしていた
眠い💤

(三島亜矢) 1回だけだよ?

(影山) ウス

スゥーッ
ダ トッ

(影山) (ジャンフロ‼)

(三島亜矢) フウウウ

眠い💤


(その場の全員) ……

(黒尾) (コイツ…やべぇ)

(日向) (スッゲ〜)

(木兎) シュン←亜矢にショック受けてる

(赤葦) (flyに出てたのは
     知ってるけど…)

そして私はそんな皆の思いも
知らずその場に
倒れ込んで寝てしまっていた  
ドタっ

(黒尾) …おい、コイツ寝てるぞ

(日向) ほんとだーっ

(影山) 俺、部屋まで運びましょうか?

(日向) それなら俺が運ぶ!

(影山) お前は無理だろ
    三島さんより背小せーし

(日向) ウッ…

(黒尾) じゃ、間を取って俺が運ぶ
    ということで

(赤葦) それなら俺が運びますよ

(黒尾) いや、君はそっちの主将君
    慰めた方がいいんじゃない?

(赤葦) アッ

(黒尾) というわけでね?))ニヤリ



(黒尾) フワッ(軽っ)
    そいじゃおさきにー
  
(影山) オイッ


パタン





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