第6話

6 話
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2018/12/18 22:23
12月7日  金曜日

この二日間、大した出来事なんてなかった。



あなた
あぁ~…眠… っ、、
朝から、国語か…

文章読んでると眠くなるんだよね。
大貴
……zzZZZ 
あそこに寝てるやついるじゃん笑
先生『有岡〜?廊下に立つか?』
一限目終了後…
大貴
も~!山田起こしてよ!
気付いてただろ?
涼介
わりぃ… ってかお前が悪いんだろ!
寝るんじゃねぇよ。
みあ
それ言えてる。笑
結局あの後、廊下に立たされた大ちゃん。

みんな気づいてたのにもかかわらず、
起こしてくれなかったことに腹を立ててます、笑

大ちゃんが寝てるのが悪いんだよ。笑



授業も終わり、放課後
先生『西野~!ちょっといいかい?』
あなた
はい?
担任に呼び出され、社会準備室から資料取ってきてと頼まれた。
あなた
もぅ、、面倒くさいなあ。
資料が入っている箱は案外すぐ見つかった…が、
棚の1番上の段に置いてあるので、届かない…!
あなた
どうしよう…届きそうで届かない…
足がつりそうなくらい、背伸びをして
取ろうとしていた時、私の視界に誰かの手が…。
あなた
涼介…?
涼介
ん。これだろ?
あなた
あ、ありがと…っ 
その瞬間、後ろで何かが落ちてきた音がした。


振り向くと、床には大量の資料が散りばめられている。
あなた
あぁ … っ 、、
慌てて拾っていると背後から
涼介
あなたはチビだな。笑
しょうがねぇ,笑
そう言って、一緒に拾ってくれた。
あなた
チビって酷い…
でも…ありがと…っ
涼介
おう,,
あの後、資料を担任に持っていくときも、涼介が半分持って行ってくれた。


いつもは冷たいし、一言多いけど、本当はとても優しい涼介。


帰りも 暗いから なんて言って一緒に帰ってくれた。


涼介と2人の時間、なんだか楽しかったなあ…。

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