第26話

タクラと蓮華
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2021/06/13 03:18
蓮華
蓮華
タクラくーん起きろー!
タクラ
タクラ
まだ眠い…
ここにタクラくんが来て1年くらい。特に何事もなく過ごしてきました!
ときどきクマとか来たけど!!
タクラくんも結構慣れてきて今ではこんな風に寝坊もします!
タクラ
タクラ
朝ごはんは何かの…?
蓮華
蓮華
オムレツだよ!!
タクラ
タクラ
…食わせてくれんか…
蓮華
蓮華
起きて自分で食べて!?
寝ぼけタクラくんはかわいい。子供みたいだ。
300歳くらいではあるけどね!
タクラ
タクラ
あぁ…よっこいしょ…っと、あー本当だオムレツの良い匂いがするの…
なんて言ってタクラくんはふらふらと朝ごはんのある方へ歩いて行ってしまった。
蓮華
蓮華
あー可愛らしいやつ…め゛っ……!?
途端に足元に激痛が走った。
見るとそこには大量の花。まだ激痛を催している。
蓮華
蓮華
痛い痛い痛い痛い…
タクラくんに心配させないように必死に耐える。
しばらくすると治ると思っていたが治る気配がない。
痛みを出している間もずっと花は広がっていく。
蓮華
蓮華
止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ………!
タクラ
タクラ
蓮華?どうしたのじゃ?食べんのか…!?
遅かったからかタクラくんがきちゃった。
すぐにおかしい様子に気付き広がっていく花をその辺にあった布で押さえつけてくれた。
蓮華
蓮華
い゛っっ…!
タクラ
タクラ
すまない、痛いかもしれんが、我慢してくれ…!
めっちゃ痛い……
でも押さえてくれてたら痛みはほとんど感じなくなった。
お花は広がったけどね
蓮華
蓮華
ありがとタクラくん!!収まった!!タクラくんいてくれて良かったぁ…!
タクラ
タクラ
蓮華、
ぎゅ
タクラ
タクラ
どこにも行かないで…
怯えた小さい子供のようにそう言われた。
蓮華
蓮華
うん、当たり前。ずっと一緒ね。



























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