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第8話

冷徹教師の彼に教育指導されました


モクモクと部屋中に立ち込める湯気の中、
もうイケメンには惑わされないと心に誓う。
恋花
恋花
(今度こそ本気!どんなに好みのイケメンが飛び出してきても、このカップ麺の謎をつきとめるんだ!)

湯気から現れたのは、どこか冷めたような目元にメガネをかけた男の人。

博識そうなスーツ姿は、学校の先生みたい。
ダイキ
ダイキ
俺はダイキだ
……おい、もう夜の10時じゃないか
子供は早く寝なさい


出てきてそうそう、先生ばりの厳しい口調で子ども扱いされて少しむっとする。
恋花
恋花
こ、子供って!
高校生は半分大人です
そんなことより教えて下さい!

ずいっと彼の目の前にせまると眉根がぴくりと動いた。
ダイキ
ダイキ
何だ? 
そういえばお前
数学が苦手だったか
恋花
恋花
どうして知ってるんですか?
初対面のはずです。
もしかしてどこかで会いましたか?
ダイキ
ダイキ
っ!
……それは俺の口からは言えない

ふいっと目を逸らしたのは嘘の証拠。

でもどんなに過去をさかのぼっても、こんなイケメン教師には会ったことがない。
恋花
恋花
言わないと……こうですよ!
ダイキ
ダイキ
お、おい!

どんっと彼の胸を押した。

ベッドに転がった彼の上にまたがって、しめしめとほくそ笑む。
ダイキ
ダイキ
きょ、教師にこんなことをして
許されると思っているのか!
君はどういう教育を受けてーー
恋花
恋花
教師なら質問に答えて下さい

のしかかってぐっと顔を近づけると、彼は冷静な表情を崩した。

ダイキ
ダイキ
お、大人には
答えられない質問だってあるんだ
恋花
恋花
はぐらかさないで下さい!
今日は意地でも
聞きたいこと全部聞きますから!
ダイキ
ダイキ
そのために、この態勢か?
恋花
恋花
そうです!
私が押し倒していれば
こっちのペースですから
ダイキ
ダイキ
……まったく、ガキが何言ってんだ
恋花
恋花

今、ガキって言われたような…
ダイキ
ダイキ
大人をナメるな


          バシ!!
恋花
恋花
いたっ!!
恋花
恋花
(い、今お尻叩かれた……?!)


ヒリヒリと痛むお尻に、またダイキさんの容赦ないお尻ペンペンが振ってくる。

恋花
恋花
やっ!やめ! 体罰ですよ!
ダイキ
ダイキ
これは教育的指導だ
恋花
恋花
ひっ!!冷徹教師!
暴力反対です!
ダイキ
ダイキ
なんとでも言えばいい
恋花
恋花
(お母さんにも叩かれたことないのに…!お尻なんて…恥ずかしいっ!!)
恋花
恋花
いたっ! や、やめて!!
ごめんなさい!ごめんなさい!!

痛みと恥ずかしさからいつの間にか彼のペースだ。

ダイキ
ダイキ
なら、早く俺の上から降りなさい

悔しがりつつ身を引いた時、彼の首元が微かに赤く染まっているのが見えた。

恋花
恋花
(ん? もしかして……)
恋花
恋花
やっぱりやめます
ダイキ
ダイキ
な、何?!
恋花
恋花
キスすれば、
知りたいこと教えてくれますか?
ダイキ
ダイキ
え?!
恋花
恋花
今までのイケMENさんたちは
なぜか“私からのキス”に
すごく執着してたので……
ダイキ
ダイキ
そ、それは…!
恋花
恋花
(これは効いてる……!)
恋花
恋花
キス、しなくていいんですか?


じりじりと顔の前まで迫ると、彼は慌てふためく。

恋花
恋花
ダイキさん……意外と可愛いですね
ダイキ
ダイキ
お、お前!
そんなに積極的だったか?!

そう言えば、イケメンとも難なく話せるようになっている。

過去の自分が見たらびっくりするだろう。

これも不思議なカップ麺「イケMEN!」のお陰かもしれない。
恋花
恋花
ダイキさん…キスしますよ?

ジタバタと暴れる彼を更に追いつめると、
彼の目が一瞬ギラりと黄色に光った。
ダイキ
ダイキ
や、やめろっ


         ボンッ!!
恋花
恋花
へ!? ……ぎゃっ!

目の前のダイキさんは湯気をまとって爆発した。

その反動で私はベッドの下へ背中から転がり落ちる。







恋花
恋花
いたっ……くない?あれ?

不思議と背中を打つ痛みはなくて、すべすべの膜みたいな何かが守ってくれている。

??
??
大丈夫か!? 
…頭、打ってないか?


目の前で心配そうにこちらを見下ろすのは、角の生えた男。

そしてなぜかその低い声は聞き覚えがある。
恋花
恋花
え、角?! ……それに羽?!
??
??
あ…やべ


目の前の彼は逃げるように背を向ける。

私はとっさに彼のお尻から生える尻尾のようなものを両手で掴んだ。
??
??
ひぃっ!! 
そ、そこはっ……やめろっ!
触るなっ!離せっ!!


私の手から逃れようとバサバサと頭上で暴れる彼。

なぜか顔が真っ赤に染まっていく彼は、ギラギラ光るネコみたいな黄色い目で私を睨んだ。


そう、猫みたいな……ん?

恋花
恋花
もしかして……あなた
あの時助けた、猫ちゃん?!