お風呂とか、トイレとかまだ見てなかったのに
気付いたらそう言ってしまっていて、
そんな自分に自分が1番驚いた
確かに今より狭いけど、仕事用のデスクも置けそうだし、リビングもキッチンも収納も問題はない
寝室もベッドが置けて寝れさえすれば大丈夫
それよりも……
この色……
大好きなグレーがかった薄い青……
今の私が1番落ち着けて、でも1番悲しくなる色……
それなのに、無意識に決めてしまっていた…
いや...
それだから...かな.....
……ビックリしたぁ…………
いつの間にかみんなの真後ろに立って会話に参加しちゃってるオーナーさん
え、部屋に入って来た音とかした?
え、明日!?
確かにすぐにでもとは言ったけど、こんなトントン拍子で進むだなんて思ってなくて、心の準備が……
〜支配人side〜
結局あなたさんは3軒目の部屋に決めたようで、アイツのゴリ押しで明日には引っ越しをすることに
トントン拍子で進んでいくな...
とはいえ、どこまで進むかわからないし、ホテルはまだ部屋はそのままにしとこう…
そんな事を考えていたら今日は解散することに
まぁ、夜も遅いし当たり前か
後輩はアイツに送らせる事にして、あなたさんを乗せて自分の職場まで車を走らせる
必要以上の会話のない静かな車内
……何か話した方がいい よな?
明るい話題や紅茶の話題、色々話をしてみたが食い付きはあまり良くなく2~3ターンで会話が終了してしまう
…なら、思い切って気になる事を聞いてみるか……
やっぱり言葉はあまりなく、ぼーっと窓の外を眺めてて たまに震えるスマホを開くことなく握り締めている
やっと顔を上げてくれて、運転をしつつ横目に見ると慌てながらもしっかりとこちらを見ながら話をしてくれてて
それだけで明日の休み返上の価値があったんじゃないかなとか思っちゃった自分に少し笑えた
あー……
俺も大概だな……(笑)
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。