そして、水族館に着いた。
一人ベンチに座っている、男の人がいた。
後ろ姿でわかる、あれは丸山さんだった。
「丸山さん…?」
私は声をかけた。。
彼はビックリした顔でこちらを向いた。
『なんで…』
「さっきお店の人から電話あって、丸山さん帰ってこないって」
『そりゃ、そーやろ、、』
と小声で彼は言っていた。
「丸山さん、、ほんとなんですか?」
『なにが?』
「お店辞めちゃったって…。」
『聞いちゃったのね…』
「丸山さん…。」
『ねぇ、あなたちゃん、俺から言わせて?』
と言い私の目の前に彼は立った。
『俺と結婚前提に付き合って?』
「えっ…、、、」
私は驚きを隠せなかった。
「で、でも、、私でいいんですか?こんな彼氏も出来たことない、独り身でずっと、、」
私が話している途中に丸山さんは話してきた。
『俺はあなたじゃなきゃあかんみたいや♪出会った時から俺はあなたに惚れてたみたいやなぁ、"俺に惚れたらあかん"とか言ってたのにな、、完敗や。。』
といい、彼は私の方に歩いてきて、優しくキスをしてきた。
「ま、まだ、いいって言ってませんよ!!///」
『もうええやろっ!笑』
とちょっとふざけあったり♪
「丸山さん、私も丸山さんのこと大好きです。改めてよろしくお願いします。」
『おうっ、こちらこそよろしくな、』
と、さっきより少し長いキスをしてきた。
離れた時、私は…
「こ、これは、オプションですか?///」
『ばーか、もう全部タダや//』
そして、私の隣にいるのはレンタル彼氏の丸山隆平さんではなく、彼氏の丸山隆平さんになった。
『あなた、大好きや♡』
「私も♡」
そして、いつの日か私達はゴールインをした。
私達の間にもう1人天使ができた事はまた別のお話…♡
〜END〜
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!