第26話

俺の言うことは絶対2#5🖤💙
6,457
2021/05/14 17:35
(💙side)



俺の机から書類を取り出し
康二に見せる蓮



蓮「これなんだけど…、」


康「あぁ、これかぁ」


康「これなら俺の会社で出来るわ!」



そう言って康二は誰かに電話をする




『蓮…どういうこと?』


俺の仕事を蓮が康二に頼んでていて
康二と蓮は俺の前で近い距離で
真剣に書類と向き合っている



蓮「ん?」


『どうして康二に頼んだの?』



俺がどうにかしようと思ってたのに、
康二の力なんて借りなくても…、
俺だって出来るのに、




蓮は俺の為にしてくれたってこと
分かってるのに


これは仕事を成功させる為って分かってるのに、



蓮が康二に取られてしまうんじゃないかって怖くなる、




康「後ちょっとで来ると思うから待ってて!」



電話を終えた康二がニコリと笑って
こちらを見る



それから数分後には



?「初めまして、康二の執事をしたおります」



?「深澤 辰哉と申します」



康二の執事とやらが俺の家に来た



康「ふっか!これ頼むわ!」


康二は俺が苦戦していた資料を
深澤さんに渡し



深「これで先方には話通してたらいいの?」


康「うん!そうして、」



学校では見たことの無い仕事の顔をする康二



蓮「康二も深澤さんすいません…」


蓮「よろしくお願いします」



少し申し訳無さそうに頭を下げて言う蓮に



康「しょっぴ〜の会社に比べたら俺の会社小さいけど、」


康「困ったらいつでも言うてきて!助けれる所まで助けるから」



『…あ、ありがとう』



康「えっ!しょっぴ〜可愛い!」



『はぁ!可愛くねぇよ!』



そんな昔と変わらない会話をしている俺たちを見て蓮と深澤さんは笑ってた



深「ほら、康二!そろそろ帰るよ?」


康「おう!そやな!」



そう言って家を出ようとする康二を



『ちょ、ちょっとまって!』



俺は気づいたら引き止めていた





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