(💜side)
照が運転する車の助手席に乗り込んでも
何も話さない照
いつもなら
"今日の撮影はどうだった"とか
"佐久間がさ〜"なんて楽しく話すのに
俺の事を見ることもせずに
ただ前を見て運転をする照
俺らが一緒に住んでいる家に着くと
腕を掴まれそのままソファーに投げられた
『…ッ!ひか、る?』
照は俺の上に跨り俺の両手を頭の上で握る
照は何も言わずただ冷たい目で俺を見つめ
照「翔太に何された、」
低い声でそう言った
『…何もされてねぇよ』
本当に何もされてない、
される前に照が助けてくれた、
掴まれている腕がジンジンと痛む
『…ッ!んッ…んッ、』
急に激しいキスをされ
パッと離れると俺たちは銀の糸で結ばれる
『はぁ…ッ、はぁ…ッ、』
俺を見つめる目はさっきとは違い
悲しい目をしていて
照「ふっかは誰の?」
そう言って俺の頬を優しく撫でる
『俺は…照の、』
そう言うと悲しく笑い俺に優しいキスをし
照「ふっかは俺のだ、」
照「他のやつ見たら…殺すよ?」
それからの照は今までのは何だったんだろう
って思う程 束縛が激しくなった、
とくに…
"渡辺 翔太"には…
.
〜END〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。