(💙side)
康「ん?どうしたん?」
引き止めた俺を不思議そうに見つめる康二
だんだん俺の心臓が早くなるのが分かる、
いつもだったら言わない、
絶対こんなこと言わないけど、
『…蓮のこと…』
『…取らないでね?』
絶対渡せない、
蓮だけは…誰にも渡せない、
だから…
俺から取らないで?
優しい康二なら分かってくれるでしょ?
目に涙が溜まって視界が歪む
やっと会えたんだよ、
もう離れたくない、
ずっとずっと待ってたんだ、
グッと強く手を握りしめ
康二に負けるもんかと顔を見ると
一瞬驚い顔をした後
康「あはははっ!」
康「しょっぴ〜急に何?」
ケラケラ笑い出した
康「めめの事しょっぴ〜から取るわけないやろ?」
そう言って俺の頭を優しく撫でて
康「俺は昔っからふっかしか見てへんのよ」
『えっ…』
嘘…
ずっと俺の勘違いだった?
高校の時からずっと?
康「じゃ〜な!しょっぴ〜!」
ヒラヒラ手を振って家を出ていく康二
その後ろに立っていた深澤さんが
深「目黒さん愛されてますね、」
蓮に笑ってそう言って家を出ていった
放心状態の俺にゆっくり近づく蓮
優しく俺の腰に手を回して
蓮「ふふっ、俺 翔太に愛されてんな」
『今更かよ…、』
蓮「翔太?」
『ん?』
チュッ
蓮「俺も愛してるよ、」
.
〜END〜
ああーいさん
リクエストありがとうございました🥺💕
また🖤💙で書かせて頂きます!
これからもよろしくお願いします💕
またリクエストお待ちしております🎀!
by.苺花
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。