第40話

俺が守りたい人#2🖤💙
6,774
2021/05/20 22:02
(🖤side)



あれから2人で学校を登校して
靴箱で別れる



『今日翔太くんの家泊まってもいい?』


翔「ん、いいよ」


翔「俺仕事あるから勝手に入ってて」


『分かった!じゃ〜ね』



翔太くんの後ろ姿見えなくなるまで
見送っていると



?「めめ〜おはよう!」


元気な声で俺に近寄ってきて抱きついてくる
こいつの名前は向井 康二



『近ぇよ…おはよ、』



康二も翔太くんと同じグループのアイドルで
俺たちの関係を知ってる唯一の人



康「今日もしょっぴ〜と登校したん?」


『ん、そう』


康「しょっぴ〜また週刊誌乗ったなぁ…」


そう言って頭をポリポリ掻きながら
俺の様子を伺ってくる康二


『あぁ、みたいだね。』


『雑誌見せてくれなかったけど、』


康「めめは嫌じゃないん?」


康「あんな記事見て…」



嫌か嫌じゃないかって聞かれたら
嫌だよ、でも…



『翔太くんのこと信じてるから』


『俺はどんな記事を見ても信じねぇ』



俺は翔太くんの口から聞いた情報しか信じない




それ以外
全部嘘だと思ってるから、



康「そか、昨日しょっぴ〜気にしてたから」


雑誌の話は教室に着いても続いてて
誰にも聞こえないように
椅子に座って2人で話す



俺たちの席は隣だから
こんな風に話してても何の違和感もない



『翔太くん何を気にしてたの?』



昨日のLINEではそんな素振り
見えなかったけど…、



康「週刊誌に記事出るって知ったから」


康「めめに何て言おうって気にしとったで」


『へぇ…、』



その割には俺何も言われてないけどね、



康「でも、めめが気にしてないみたいで良かったわ」



なんて言って俺の肩をポンっと叩く



翔太くんは1つ上だし
学年によって校舎も違うから
会えるとしても昼休みの売店くらいで




『はぁ…』



翔太くんのこと信じてるし
その雑誌を1ミリも信じてなんか無いけど




俺も少しは不安になるし心配にもなる、





会いてぇなぁ…、



さっきまで会ってたはずなのに
もう会いたくて




早く昼休みになんねぇかな…、






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