(💙side)
あれから先生と話すことは無く
日にちだけが過ぎていく
?「先生〜今日もカッコイイ〜」
深「ははっ、ありがとう」
?「お昼ご飯一緒に食べようよぉ」
いつもと変わらず先生は
女子に囲まれていて困った顔で笑う
『はぁ…』
そんな先生を俺は遠くから
見てる事しか出来なくてため息が出る
照「話しかけねぇの?」
『かけねぇよ、』
あの日、先生は俺を"要らない"と
言いたげな顔で見ていたから…、
もう俺からは行けない…、
照「はぁ…」
ため息をついたと思ったら
照「深澤先生〜!」
大きな声で先生を呼び皆こっちを見る
深「どした?」
フワッと笑ってこっちに向かってくる先生
久しぶりに先生が笑ってる顔見たかも…、
照「翔太が話あるって!」
『はぁ!ねぇよ!』
あまりにも突然話を振られて
パニックになっていると
深「ん?話?」
少し心配そうな顔で俺を見つめる先生
『あ、いや…その…、』
照「じゃ、俺は教室に戻ります」
先生にペコりと頭を下げてから
俺の肩をポンと軽く叩き
俺にしか聞こえない声で
"頑張って来い"そう言って優しく笑った
.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!