あたし達は、優太のところへ足を運んだ
あたしは、紫耀にあやふやな曖昧な態度をとっている紫耀に何も聞かず何も無かったかのように接した
自分の心が持たないから……
ピンポン
紫耀が、チャイムを鳴らす
すると、本人が出てきた
優太は、時々無理をすることがある
6人の中で一番しっかりしているから
責任感が強く自分の痛みをひとには言わない
そこは、紫耀と似ている
自分の感情に少し臆病だ
今、紫耀に対してモヤモヤしている私も人の事言えたもんじゃないが……
上には上がいる。とゆうことだ
そう、、いった優太は少し寂しそうな顔をさせていた
あたしの、紫耀に対しての気持ちにきっと気づいているんだろう
いゃ、あのとき屋上でしっかりからかってきたから
紫耀本人以外みんな知っている
6人の中で、あたしの恋心は有名だ
もちろん、初恋の相手も……
そこまで知らなくていいと個人的には思うが……
絶対録画して、なんかミスったら指さして笑ってやる!
そうして、優太はあたしたちを帰らせた
気が利く……
優太は、しっかりしているからあたしは昔から
『お兄ちゃん』と呼んでいる
そういって、優太の自宅を離れた
あたし達も、別々の道を歩いて帰っていった
まだ、一緒に居たかったな……
とてもつなく、時間がこんなにも短く感じてしまう
結局、紫耀がしたあの態度はなんだったのか今日も聞けず一日を過ごしてしまう
いつになったら、紫耀はあたしに心を見せてくれるんだろうか……
それは、まだ遠い先のこと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。