あたしは、見たくないものを見てしまった……
そんな時廉がいった
廉からの告白は突然で、今まで友達としてしか見てないあたしは頭中で一瞬が止まった
ごめんね、蓮
あたし自分でもどうしようもない程に、紫耀がすきなの
ずっとずっと、大好きなの
小さい時からずっと……
ごめんね……
そこには、、申し訳なさしか残らなかった
そうしてあたしは、独りで帰っていた
きしくんは、今日は用事があって早めの帰宅だった
海人は、部活だった
、
優太は、突然の体調不良で早退してしまった
玄樹は、居残りだった
紫耀は……
、
見失ってしまってから1度も見ていない
そうして、ひとりで帰っているとその先には紫耀がいた
何かを待っているようだった
当然声をかけた
素直ではないぶっいらぼうな言葉で濁していた
昔からその不器用な優しさが好きだった
今も変わらない
そうして、あたし達は二人で歩いた
幼い頃から見慣れは景色の中子供から姿はもう既に
男女だった
心では男女に慣れない。
その事実が腹が立つ
あたしの、幼じみは昔からみんな顔が良くて
近所では評判だった
特に紫耀は、幼稚園の頃からずっと告白が耐えることがなかった
あたしは、最初から届かない場所に恋をしてしまった
そして、あたしの幼じみ6人はアイドル活動をし始めた
それは、昔から顔が良かったからか?
実力も備えて凄かったからか?
世間からの評判もよく、いまではスターだ
まだ学生のスター
そんな、6人の幼いじみであたしは今でも誇りに思ってる
そういえば、優太は途中で早退していた
ごめん、忘れてた……
恨むなよ?
そうして、あたし達は優太の自宅へと足を運んだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。