どれほど歩いただろうか
段々と人気の無くなっていく廊下
前を歩く女子がクスクスと笑い始めた
突然笑ったかと思えば階段を上がり終えたところで足を止めた
突然何を言うのかと思ったがそんな事か
そうしてモブミAが私に近づき私の肩を思いっきり押した
私のすぐ後ろが階段だったため私は転げ落ちた
私は身体中を階段の角にぶつけまくった
最後の一段まで転げ落ちた時床に思いっきり頭をぶつけた
目の前が段々と真っ暗になっていく
そうして私はそこで意識を失った
目の前には涙を流しながら私の名前を呼ぶ女子が居た
私は体を起こした
その子は突然私に抱きついてきた
私はその子から思いっきり離れた
ポンプリー「あなたの名字さん起きたようですね」
私は混乱状態だった
その状態をもっと混乱させる事態が起こった
ドアを思いっきり開けホワイト・ブロンドの子が入って来た
ポンプリー「マルフォイ!ここは医務室です静かにしてください」
私はホワイト・ブロンドの子に嫌味を言った
するとその子は目を丸くした
ポンプリー「きっと記憶喪失でしょう…頭から血を大量に流していたのですから…」
と言ったあとマルフォイは私の頭を撫でてきた
マルフォイがボソボソと何かを言い始めたが私には全く聞こえなかった
何を言ったのか聞き返してもマルフォイはニコッと笑うだけで何も言わない
だが撫でられた時少しマルフォイにドキッとしてしまった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。