若い女の子たちがバックを両手にはしゃいでいたり沢山のお店が立ち並ぶさまは遠目に見ても迫力満点だ
突発的に来てみたけれどここにきて正解だったかもしれない
ふと昨日の出来事を思い出した
なんて感じで原宿に来てみたけれど妖夢も楽しんでくれてるようで
瞳をキラキラしながら辺りを見回している
自分たちの手元には綺麗な色の綿あめが握られていて人目に見ても明らかに楽しんでいるとわかるだろう
……
来ていたときも思ってはいたけどここ外の世界と食文化とか建物とかがかなり酷似してるのよね
恐らく炭治郎くん達の世界と同じくここも平行世界って言う線が濃いかな
妖夢の提案に頷き彼女のお皿にフレンチトーストを載せる
それだけできらきらと表情が輝く妖夢を微笑ましく思いながらこれからを考えたが今はこの状況を楽しむのも悪くはないかもしれない
…
通りを気の赴くまま歩きながら話す
普通に話していたら一般人に警戒されるのは間違いないので
結界を張るのは当然忘れていない
一度ダメ元で使ってはみたけれど案の定座標が狂ってしまった
あのまま飛んでしまえばまた知らない場所に出ることは間違いない
ヘタをすると次元の間に取り込まれてしまうなんてこともあるだろう
魔理沙や古明地姉妹の能力なんかは完璧に使うことができるけど八雲の能力になると話は変わる
残念だけれど私は彼女の足元にも及ばない
少しだけ実力が上程度では能力を完璧に扱うことはできないというのに
圧倒的な差があるならどうなるかは明白だ
私も最近まで外の世界にいたからこれは間違いない断言できる
それにここは負の感情が具現化しやすくなっている
そのせいであんな異形が存在してしまっている
病院や学校
どこの世界でも負の感情が増える場所は変わらないらしく
この2つの場所での原因不明な死者が異常に多かった
祓える人間がいなければどうなるかは想像が容易い
呪いによってこの世界が満ちるのは確定するだろう
、、、!確かに。
そうすればノーリスクで戻ることができる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。