ヒュー
妖夢と私は今
空中に投げ出されています
不本意だけれど3回目となればどうすればいいかなんて自然に分かる
あいにく地面と衝突なんていやなので私は動揺はしながらも空に浮いた
私に数秒遅れ妖夢も冷静さを取り戻したようで空に浮き安堵のため息をついた
あ、すみませんそこの方
ん?なんだい?
今って何月の何日でしたっけ?
、、、?今日は……日だが?
ありがとうございます!
たかが1ヶ月されど1ヶ月。
ついていくべき者がいなかった彼女は無事だろうかと思ったその時
遠くの方から急接近してくる聞き慣れた羽音にきづいたため
妖夢と私は後ろを振り返った
できれば何もなければよかったのに
上弦倒したって結構大事じゃない。
それに柱の人たちが稽古をつけているって一体何があったのかしら?
琴音から聞いた情報に私は絶句し妖夢は戸惑う
断片的な情報しかわかっていないけどもしかしたら怒っているかもしれないわね
妖夢と顔を見合わせ頷くどうやら思うことは一緒のようだ
そうして私たちは琴音が示す方向に私たちは全速力で向かうのだった
時は経過し最初に訓練場である音柱のところに到着した私たちは彼に話しかけた
そういった後、先ほど彼が指差した方向まで向かい私たちは人の流れに沿って走り出した
突如として声をかけてきた人間に驚くもどこかで見た顔だと
思い記憶を遡る
まぁ恐らく紫が倒してくれているだろうし問題はないでしょうね
飛ばされたのが私たちだったからいいものの
この世界の他の隊士が連れて行かれていたとしたら対応はできなかったでしょうし
私達を飛ばした鬼もどきを残すことでまた今回みたいな事故が発生するかも知れない可能性を
アイツが残すとも思えない
、、、、、残すとしてもそれは八雲お得意の確信に近い推測の結果なのだろうけど
念のためあとで聞いてみましょうか
タンッ
トンッ
あっという間に小さくなった背中に向けて放ったその独り言は周囲の足音によってかき消された
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!