第13話

泥棒猫
305
2020/02/25 08:37
あなた
あなた
くっそぉぉぉぉぉ!あの泥棒猫が!
どんっ!とテーブルを叩くあなた。俺は冷たく言う。
テオくん
テオくん
元々あなたのもんじゃないからね
ヴバァァァァ、と汚い泣き声をあげるあなたの前に、
オヤジが麦茶を注ぎ足したグラス
(というか、要するに学食に備え付けのガラスのコップ)をドンと置いた。
オヤジ
飲んで忘れろ
ノリのいいオヤジだ。
あなたは言われた通り、その麦茶
(本人は多分、ブランデーとかウイスキーとか、のんかそんなお酒のつもり)を、ぐーっとイッキに飲み干した。
あなた
あなた
ごんなのおがじいよぉ!
テオくん
テオくん
だから言ったじゃん。後悔しても知らないって
あなた
あなた
・・・ヒロインはあだじなのにぃ〜
ぐたぐた言うあなたに、さすがに僕も我慢の限界が来た。
じんたん
じんたん
あのねぇ、よく聞きな?
じんたん
じんたん
まあたそはちゃんと【告白する】って言う、いわばオーディションを受けて、合格したわけ。
テオくん
テオくん
それで、シルクのヒロインになったと。
あなた
あなた
は?じゃあ、あたしは?
じんたん
じんたん
あなたは、オーディションも受けずに、自分をヒロインだと勘違いしてる劇団研修生!
あなた
あなた
!  !  !  !
ぼう然としているあなたに、僕は指を突きつけた。
じんたん
じんたん
そんな脇役以下のやつに、舞台に立つ資格はなぁぁぁい!
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っと。
めちゃめちゃ続きかきたいんだけど、いとこが来ちゃったんで、また今度!
今度がいつになるのだろうか・・・‪w
じゃーねー

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