第23話

波乱
282
2020/03/07 15:57
次の日、あたしは教室の前で空くんをつかまえて、ブッスリ殺・・・そうと思っていたけれども、もちろんそんなことは出来ないので、手を合わせて頭を下げた。
あなた
あなた
・・・・・・昨日のことは、どうかご内密に!
どうしても、諒以外の男とキスしてしまったことを、諒に知られる訳にはいかない。
悔しいけど、口止めするしかない。
そらブタ
そらブタ
内密にって、シルクくんに?
やだなぁ〜言うわけないじゃん
空くんは、にんまりと笑う。
そらブタ
そらブタ
でも、そうだな・・・
あなた
あなた
((また、また近づいてくる。ひぇぇ))
ねぇ、これ壁ドン状況よ?たすけて?
そらブタ
そらブタ
黙っとく代わりに、なにかしてもらっちゃおうかな
あなた
あなた
で、できることなら
後ずさりしながらあたしは言った。てか、なんで無理矢理キスされたあたしが、こんな下手したてに出なければならないのか………。
と、思いながら壁ドンから逃げる。
そらブタ
そらブタ
できること、って、どんなこと?
また壁ドンされましてと。
空くんはあたしの耳元でささやく。
だから近い!近いよぉぉぉ!
そらブタ
そらブタ
耳真っ赤。喜んでんの?
あなた
あなた
べ、別に、喜んでなんかっ!
そらブタ
そらブタ
うそー、顔ニヤけてるじゃん
ぽんぽん、とあたしの頭を触る。
ちょ、いやいや、そんな。ニヤけてなんか。
シルクさん
シルクさん
おい
振り返ると、諒が立っていた。隣にまあたそもいる。
シルクさん
シルクさん
そいつ、嫌がってんだろ?
不機嫌そうな顔で諒が言う。
あなた
あなた
((うそ、諒が、あたしをかばってくれた!?))
まあたそがちょっとびっくりしたような顔で、あたしと諒と、それから空くんを見比べていた。
そらブタ
そらブタ
・・・・・・噂をすれば、シルクくん
空くんは、また笑った。
そらブタ
そらブタ
そうだ、いいこと思いついた。
Wデート、しない?
は?Wデート?
そらブタ
そらブタ
俺と、あなたちゃんと、
シルクくんとカノジョで
ね?と、空くんは言った。
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空音
空音
はいここまでぇー
空音
空音
思ったんだけどさ、そらちぃ役めっちゃ合ってない?
空音
空音
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙登場人物変えたいぃ((((殴
空音
空音
うわーこれ新学期までに終わるかな、
空音
空音
まあ頑張る!マタネ*˙︶˙*)ノ"

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