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『 … 晴れないね 』



佐藤「 そうだね 」



『 今何時だろうね 』



佐藤「 3時半 」



『 あ 、時計持ってるんだ 』



佐藤「 一応 」



『 私たち薪探し始めたの何時？』



佐藤「 … 11時？」



『 もう4時間半も経ってるんだ …
うぅっ 、さっぶ 、、、』



佐藤「 … あれ 、」



『 ん？』



佐藤「 ジャージ … 捨ててきたかも 、笑 」



『 すっ 、捨ててきた 、？！笑笑 』



佐藤「 腰に巻きつけといただけど
どっかで落としたのかな … 」



『 あー … でも崖から
落ちた時はしてなかったよ？』



佐藤「 じゃあ崖の上か … 」



『 なんかすいません 』



佐藤「 いやいや 、
あなたちゃんのせいじゃないよ 」

曇ったグレー色の憂鬱な空を見上げる 。


あー 、今頃みんな心配してるんだろうか 。


リリカちゃん 、優太 、ジンくん 、ピラフ 、


岩橋くんに髙橋くん 、… 永瀬 、って


なんで永瀬？！は？！意味わかんないし自分！

佐藤「 なに 、顔に虫でもついたの？
そんな顔ブンブン振って 」



『 え 、あ 、なんか 、リリカちゃんたち
心配してるのかな〜って思って 笑 』



佐藤「 … まあ 、してるだろうね 。
あなたちゃんのことは 」



『 … え？佐藤くんのことも
きっとしてるよ？笑 』



佐藤「 してないでしょ 笑
いきなり変な奴が現れてめんどくさいなって
思ってr『 そんなことない！！！』… 」



『 断言出来るのは 、みんな笑顔だった！！！
バスレクで騒いだ時も 、海でビーチバレー
した時も 、夜に内緒でトランプした時も 、
みんなみんな笑顔だった！！！！
楽しかったんだよ！！！佐藤くんといれて！』



佐藤「 … でも 、」



『 じゃあ佐藤くんは
楽しくなくても笑顔になれるの？』



佐藤「 ……… 」



『 私は佐藤くんといて楽しかったよ 。
佐藤くんは？楽しくなかった？』



佐藤「 … 楽しかったよ 。
すごく 、ものすごく 」



『 じゃあ文句なしだね 。助けが
来るまでしっかり待t「 …！」
… え 、今誰かの声しなかった？』



佐藤「 え 、気のせいでしょ？
ここまで来れる人中々いないって 」



「 … ちゃん！！！… とう！！！」



『 ……… え？』



佐藤「 この声って … 」

永瀬！！！！！！一か八か 、そう大声で


呼んでみた 。そしたら近くの草陰が


ガサガサガサッと激しく動いて 。


出てきたのはびしょ濡れ永瀬だった 。