第5話

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2021/02/24 09:55





あなたのことが気になりつつも





いつまでも引きずるわけにもいかず





3人で楽しくご飯を食べた





太我
太我
美味かった〜!!!
達也
達也
やっぱ焼肉はここやな!
晴人
晴人
だね!
達也
達也
んじゃ、帰るか!
太我
太我
ほーい
晴人
晴人
うん!帰ろ!帰ろ!





帰り際2人の後ろを歩いて





バレないようにこっそり隣の部屋を覗いた





だけど





そこにはもう2人の姿はなかった





レジの列に並ぶ2人に少し走って追いつく





何も考えないようにしようと思い





レジの方に目をやると





窪田さんとあなたがいた





あなたの名前を呼んで引き止めたかった





でもそんなこと出来なくて





親しげに話しながら店をあとにする
2人を目で追うことしか出来なかった




























































































(なまえ)
あなた
ごちそうさまですっ!
(なまえ)
あなた
美味しかった〜!
正孝
正孝
ほんと?
正孝
正孝
よかった!
(なまえ)
あなた
じゃ!気をつけてね!
正孝
正孝
待って
(なまえ)
あなた
え?
正孝
正孝
話したいことがある
(なまえ)
あなた
どうしたの?





なかなか話し出さない正孝に困惑して首を傾げていると





(なまえ)
あなた
っ…!?
(なまえ)
あなた
ちょ!?なに!?
正孝
正孝
ごめん





唇が重なった





正孝
正孝
好きなんだ
正孝
正孝
あなたのこと





もう一度





ゆっくりと近づいてくる





離れようとしたけど





正孝の力には適わなかった










きっとほんの数秒のことだった





だけどとても長かったように感じた




































































































達也
達也
はる?
太我
太我
大丈夫か?





車に戻ろうとした時だった





柱に隠れてキスをするふたりを見てしまった





俺がこの前感じた未練は気のせいだったんだ





あなたはもう俺のことは吹っ切れてたんだ





俺だけが思い出に取り残されて





1人で足掻いてたんだ





そんなふうに考えたら虚しくなって





人がいたところにも関わらず泣いてしまった





太我
太我
え!?まじで大丈夫!?
達也
達也
おいおい、とりあえず車入るぞ!
晴人
晴人
ごめん、、、
晴人
晴人
大丈夫、、、
達也
達也
なんかあったん?
達也
達也
俺らに話してみ?
太我
太我
聞くことしか出来ないかもだけど、、、
晴人
晴人
いや、ほんと大丈夫だから
晴人
晴人
ごめんね





2人には話せなかった





話したくなかった




































































































正孝
正孝
ごめん、帰ろっか、、、
(なまえ)
あなた
うん、、、





そこから私たちは言葉を交わすことはなく





お互いどこか気まずくて





下を向いたり





横を向いたり





手をいじったり





そんなことをしながら家に帰った





(なまえ)
あなた
わざわざ送ってくれてありがとね!
(なまえ)
あなた
じゃあ、、、
正孝
正孝
返事
(なまえ)
あなた
え?
正孝
正孝
返事急がなくていいから
正孝
正孝
俺のこと嫌になったら、もう会わなくていい
正孝
正孝
じゃあね!





正孝はそう言って私の前から消えた

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